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"ScreenCapture for FFmpeg" DirectShow Filter

Primary LanguageC++GNU Lesser General Public License v3.0LGPL-3.0

SCFF DirectShow Filter

v0.3.0-alpha.3インストール前の注意事項

  • v0.3.0-alpha.3(2013/09/12版)から.ax/.dllファイルの置き場所が変わりました。
    • 旧版のuninstall*.batを実行/全てのファイルを削除したあと、最新版をインストールしてください。

必要動作環境

  • Windows 7 SP1
  • 画面の色数: 32bit True Color

インストール方法

  1. 以下のランタイムをインストールしてください
    • 共通: [Microsoft .NET Framework 4.8] (https://dotnet.microsoft.com/download)
      • .NET Framework > Run Apps > Download .NET Framework Runtime
    • [Visual Studio 2019 の Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ] (https://www.visualstudio.com/downloads/)
      • 32bit/64bit OS: その他のツールとフレームワーク > ...C++ 再頒布可能パッケージ > vc_redist.x86.exe
      • 64bit OS: その他のツールとフレームワーク > ...C++ 再頒布可能パッケージ > vc_redist.x64.exe
  2. install.batを実行してください
    • 重要! インストール後にscff_dsf_Win32/x64.axを移動させた場合は再度install.batを実行してください。
    • vcredist_x86/x64をインストールしていない場合、LoadLibrary("XXX") failed.というエラーが表示されます。
  3. (install.batでインストールできない場合) 以下の手順で手動インストールしてください:
    • install_regsvr.batをエクスプローラ上で右クリック>管理者として実行
    • もしくは管理者として実行したコマンドプロンプトからbatファイルを実行してください

使用方法

  1. キャプチャソフトで「SCFF DirectShow Filter」を選択します。
  2. 重要! SCFF DirectShow Filterは取り込みサイズとフレームレートは 出力サイズに自動的に合わせられます。 各種エンコーダで、まずは出力サイズ、フレームレートを設定してください。
  3. エンコードを開始し、ロゴが**に表示されているかプレビューなどで確認してください。
  4. SCFF.GUI.exeを実行してください。
  5. 左上のプロセスメニューから目的のプロセスを選択し、 取り込み設定後、Applyボタンを押してください。 (Applyボタン横のAutoチェックボックスを押すと、 一部設定が変更後自動でApplyされます)
  6. SCFF.GUI.exe起動中にコマンドプロンプトからSCFF.GUI.exeを操作可能です。
    • SCFF.GUI.exe (PROFILE_PATH) [[/p (PID)|/pa] [/s|/a]]
    • /p (PID): プロファイルの書き込み先のプロセスを選択
    • /pa: /sおよび/aオプションを全てのプロセスを対象にする。プロセスの選択は保持される
    • /s: スプラッシュ画面を表示(Splashボタンを同じ動作)
    • /a: プロファイルを適用(Applyボタンと同じ動作)
  7. 後はいろいろ触って覚えてください。

バージョンアップ方法

  1. エンコーダおよびGUIクライアント(SCFF.GUI.exe)が実行されていないことを確認して下さい。
  2. 確認後、ファイルを上書きしてください。

アンインストール方法

  1. エンコーダおよびGUIクライアント(SCFF.GUI.exe)が実行されていないことを確認して下さい。
  2. uninstall.batを実行してください。
  3. (install_regsvr.batでインストールした場合) 以下の手順で手動アンインストールしてください:
    • uninstall_regsvr.batをエクスプローラ上で右クリック>管理者として実行
    • もしくは管理者として実行したコマンドプロンプトからbatファイルを実行してください
  4. フォルダ・ファイルを削除してください。

注意

  • 重要! 取り込み時に問題が発生すると、強制的にロゴが表示されます。 たいていの場合はGUIクライアントで設定を変えてApplyしなおすと直ります。
  • 現在判明している問題として、大きな取り込み領域(1920x1050)を 32x32程度まで小さく縮小しようとすると取り込みに失敗します。
  • 何度Applyしても直らない場合は、プロセスメニューをRefreshして エンコーダが起動しているかどうか確認してください。
  • それでも直らない場合はSCFF DirectShow Filterに対応していない環境の可能性があります。

開発者向け: ビルド+利用方法

  1. Pythonに詳しい方はtools/build.pyを参照してください。下記の作業の一部を自動化できます。
  2. Zeranoe FFmpeg builds からSharedビルド及びDevビルドを取得する
  3. scff.slnソリューションを開き、全てのビルドが通ることを確認
    • Visual Studio Community 2017で確認済み
    • 必要ならばいくつかのプロジェクト設定を書き換えること
  4. tools/copy_ffmpeg_dll.batを実行してbinディレクトリにffmpeg付属のdllをコピー
  5. tools/install_debug.batかtools/install_release.batを実行
  6. 各種エンコーダを起動しフィルタが認識されているかチェック
  7. bin/Debugかbin/Releaseにあるヘルパーアプリケーションを起動し取り込み設定を行う
  8. (scff_dsfのデバッグバージョンを利用する場合:)
    • プロジェクト設定からローカルWindowsデバッガーを選ぶ
    • コマンドにWME/KTE/FMEなどを選択すればデバッグ文字列などを見ることが出来る。

開発者向け: 「開発に参加したい!」

各種エンコーダ対応情報

エンコーダ共通

  • YUV420P(I420)に加えて各種ピクセルフォーマット出力が利用可能です。
    • YUV420P: IYUV/YV12
    • RGB32
    • [暫定対応] YUV422: UYVY/YUY2
      • レイアウト機能、Keep Aspect Ratioなどの設定が使えません

ffmpeg

  • サンプル設定がtools/test_ffmpeg.batにあります。
  • "real-time buffer XXX% full! frame dropped!"が表示された場合、フレームドロップが発生しています。
    • 出力先がストリーミングサイトの場合、混み合っている時間帯に起きやすいようです。
    • "-rtbufsize=100MB"オプションを追加すると改善される場合があります。
  • -iオプションの前に-rオプションを指定してFPSを指定した場合、処理落ちなどでフレームドロップしてもタイムスタンプ(pts)が補正されず音ずれが発生します。
    • -rオプションの代わりにdshowデバイスのオプション(-f dshow -framerate)のみでFPSを指定してみてください。
    • 例: -f dshow -video_size 640x360 -framerate 24 -pixel_format yuv420p -i video="SCFF DirectShow Filter" ...

xSplit

  • xSplitと併用する場合、ffmpegの一部ライブラリが干渉することがあります。
    • SplitMediaLabs\XSplit\avutil-51.dllをSCFF付属のavutil-*.dllと置き換えるとよい、という報告がありました。

Windows Media Encoder(WME)

  • WMEのノンインターレース化処理の利用は非推奨です。
    • アマレコやpecatvのデインタレース機能を利用することをおすすめします。

KoToEncoder(KTE)

  • KoToEncoderのプレビュー機能をVideoRendererからVideo Mixing Renderer 9への切り替えを推奨します
    • Video Rendererを利用しているとSCFFの出力がRGB32(RGB0)に固定されます
    • Video Mixing Renderer 9が利用できない場合は、VMR-7を利用するかプレビュー機能を完全に停止してください
  • KoToEncoderのプレビュー機能が停止する問題
    • 出力サイズを設定したあとKTEを再起動すればプレビューが表示されるようになります

Expression Encoder(EE)

  • 出力サイズを640x360から変更するにはプログラムの改変が必要です
    • 例: scff_dsf/base/constants.ccの{640, 360}を{960, 540}に変更
  • ピクセルフォーマット出力をYUV422からYUV420Pに変更するには、ツール>オプション>互換性のリストから以下の項目以外を無効化してください:
    • i420 VFE デコーダ
    • iyuv VFW デコーダ

WME/KTE/EE共通

  • 最新のWindows OSやExpression Encoder付属のqasf.dll(DirectShow ASF Support)の方が画質が良いそうです(thx cavelis!)
    • WME/KTEのみを利用する場合でもExpression Encoderのインストールを推奨します

アマレコ/PeCaTVなどのプレビュー機能付きキャプチャソフトとの併用

  • キャプチャソフトの入力をRGB32(RGB0)に設定してください。
    • I420だとAVI Decompressorをプレビューに利用するため、パフォーマンスがかなり落ちるとの報告がありました。

関連するソフトウェア、ソースコードについて

  • DirectShow base classes - efines class hierarchy for streams architecture.
    • Copyright (c) 1992-2001 Microsoft Corporation. All rights reserved.
  • ffmpegプロジェクト(http://ffmpeg.org)
    • 利用しているLGPLライブラリ:
      • libswscale: a library performing highly optimized image scaling and color space/pixel format conversion operations.
      • libavutil: a library containing functions for simplifying programming, including random number generators, data structures, mathematics routines, core multimedia utilities, and much more.
    • 利用しているLGPLライセンスのソースコード
      • libavutil/colorspace.h
      • libavfilter/drawutils.c
      • libavfilter/formats.c
      • libavfilter/drawutils.h
      • libavfilter/formats.h
      • libavfilter/all_channel_layouts.inc

注意

  • SCFF DirectShow Filterは"フリーソフトウェア"です。
    • 作者は本ソフトウェアに関する一切の義務(サポート、恒久的アップデート)を持ちません。
    • また、本ソフトウェアの使用により生じた直接的、間接的損害に一切の責任を持ちません。
    • 本ソフトウェアの利用についてはLICENSE(LGPLv.3の詳細)も参照してください。