映画の原作を読まずに映画を見る
Opened this issue · 0 comments
どこかでやらないと見ちゃいけないものだと思っていたフシがある。もうちょいいうと読んでおいたほうが楽しめるだろうと思っていた。しかし、案外そうでもない、むしろ先入観がなくて良い場合もあるんだなと感じている。
直近見た、SLAM DUNKとブルージャイアントはまさにそうだった。
SLAM DUNKは、memeとなるくらいのコマについては知っていたけど、どういう場面で使われているものなのか、キャラクターの詳細までは知らない状態だった。
ブルージャイアントはもっと知らない。映画館で見るべき!みたいなのにつられてみた。
どちらも良かった。映画体験が良いのは、ここ最近の傾向だと思っていて、音響がめちゃよいとか、そもそも集中するのが難しい時代?に2-3時間ぐっと集中して世界観に1-2000円で入れるのは安い。サウナに求められているのとも近い。集中というか切断というか、一つのことだけをやれる状態。映画館それ自体がよいのはよい。
んで、作品自体はもっと良くて、SLAM DUNKはあの試合に入り込める構成は良かった。個々人に対する説明とかそもそもあの試合の位置づけとかは薄いので、初見殺しではあった。見終わったあとからなるほど〜ってなることも多かった。なので、どちらかというと細かいことより試合への没入感を得られる体験が良かった。
対象的にブルージャイアントは初見に対して映画を見るに必要十分なストーリー構成なのが、良かった。そして、ジャズと言うテーマを満喫できる音楽・音響は今もサントラ聞きながら書いてるくらいにはよい。見終わったあとに原作読みたいな〜と思っているけど、読まなさそうな気もする。
最近の映画、割と原作の読了ありきで映画を見せてくる(ワンピースとか)ので、そういうもんかと思ってたけど、そんなことないよね、うん。
原作へのリスペクトは変わらずにあるんだけど、今の自分の時間の使い方的にはこれくらいになっちゃう。
ブルージャイアントの玉田の「みんなとやりたいから頑張る」スタンス、すごいわかるので、泣けた。努力家でかっこよかった。