Windows 用の Pascal-Px IDE です。
Pascal-P4 は Scott A. Moore 氏が改変した Pascal-P4 コンパイラです。
P-CODE コンパイラ/インタプリタが binaries\P4
フォルダに格納されています。
Pascal-P5 は Scott A. Moore 氏による ISO 標準 Pascal 水準 0 に準拠した Pascal です。
P-CODE コンパイラ/インタプリタが binaries\P5
フォルダに格納されています。
Delphi でコンパイルできるバージョンもあります。
Pascal-P6 は Richard Sprague 氏による ISO 標準 Pascal 水準 1 に準拠した Pascal です。
P-CODE コンパイラ/インタプリタが binaries\P6
フォルダに格納されています。
Pascal-S は Scott A. Moore 氏が改変した Pascal-S コンパイラ/インタプリタです。いわゆるインタプリタなので P-CODE を出力しません。
コンパイラ/インタプリタが binaries\PS
フォルダに格納されています。Delphi でコンパイルできるソースコード PascalS_mod.dpr
が source
フォルダにあります。
PL/0 は Pascal サブセットのコンパイラ/インタプリタです。
コンパイラ/インタプリタが binaries\PL0
フォルダに格納されています。Delphi でコンパイルできるソースコード pl0_mod.dpr
が source
フォルダにあります。
Delphi CC は Delphi のコマンドラインコンパイラです。
binaries\DP
フォルダには IDE のみ格納されています。実行には Delphi のインストールが必要です。
$(BDS)\BIN\DCC32.CFG
に次の一行を加えると uses 句のユニットスコープ名を省略 (短縮) できます。
-NSWinapi;System.Win;Data.Win;Datasnap.Win;Web.Win;Soap.Win;Xml.Win;Bde;System;Xml;Data;Datasnap;Web;Soap;
P4.EXE
/ P5.EXE
/ P6.EXE
/ PS.EXE
/ PL0.EXE
/ DP.EXE
を実行してください。IDE は Turbo Pascal 3.x ライクな操作となっています。
カレントドライブ。
C:\WORK
のようにパスと同時に指定可能。
カレントディレクトリ。
C:\WORK
のようにドライブと同時に指定可能。
編集/コンパイル対象のファイル。
ファイル名だけを指定するとカレントディレクトリのファイルとみなす。拡張子を指定しなかった場合には *.pas
であるとみなす (PL/0 の場合には *.pl0
)。
コンパイル対象のファイル。メインファイルが指定されている場合、ワークファイルが何であれメインファイルをコンパイルする。
ファイル名だけを指定するとカレントディレクトリのファイルとみなす。拡張子を指定しなかった場合には *.pas
であるとみなす (PL/0 の場合には *.pl0
)。
外部エディタを起動する。デフォルトで Micro Editor (MICRO.EXE) を使う。
MICRO.EXE がインストールされていないか、パスに含まれていない場合、IDE は COPY CON
でファイルを新規作成する。終了は〔Ctrl〕+〔Z〕。
コンパイラ PCOM.EXE
を呼び出す。Pascal-S / PL/0 の場合、Compile
と Run
は同じ動作になる。
正しくコンパイルできるとソースファイルと同じフォルダに *.px
ファイル (x はバージョン番号) を吐く。Pascal-S / PL/0 の場合には出力されない。
インタプリタ PINT.EXE
を呼び出す。Pascal-S の場合 PASCALS_mod.EXE
を呼び出す。PL/0 の場合、PL0_mod.exe
を呼び出す。
*.px
ファイル (x はバージョン番号) を解釈して実行する。Pascal-S / PL/0 の場合にはソースファイルを直接解釈して実行する。
コンパイラ等の外部コマンドを呼び出し時の MORE
コマンド使用を切り替える。 (トグル動作)
MORE
の操作は次の通り。
キー | 説明 |
---|---|
〔Enter〕 | 次の行を表示します。 |
〔Space〕 | 次ページを表示します。 |
〔Q〕 | 終了します。 |
CMD.EXE
の DIR
をカレントディレクトリ (Active Directory) で実行する。Dir mask:
に何も入力しないと全ファイルをリストアップする。Dir mask:
には *.pas
のようにワイルドカードを指定可能。
CURL.EXE
(Windows 10 以降は標準で付属) を呼び出す。
ファイルはカレントディレクトリ (Active Directory) に保存される。
ファイルの内容を表示する。 外部エディタがインストールされていない場合のファイル内容確認はこれを用いる。
Pascal IDE を終了する。
メニューを非表示にし、プロンプトだけを表示する。 (トグル動作)
最近の Delphi でコンパイルできます。無償の Community Edition でも大丈夫です。
リポジトリに含まれている CRT32.PAS
は、Delphi Zone にあったものを Warren Postma 氏が Unicode 版 Delphi 向けに改変したものを改変したユニットです。
ライセンスは設定していません。コードスニペット扱いとしますので、自由に改変してお使いください。