NTT 東日本のひかり電話のボイスワープの転送先設定の切り替え作業を自動化します。 また、パスワードの有効期限が切れた際は自動的に新しいパスワードを生成して設定、通知します。
Heroku で動作させることを前提としており、Heroku へデプロイした後に Heroku Add-ons の Temporise Scheduler でスケジュールを設定し、転送先設定を切り替えることで動作します。
以下の config vars が必要です:
PHONE_NO
- ログインに使う電話番号PASSWORD
- ログインに使う現在のパスワード
Temporise Scheduler の Recurring event で以下を登録することで、切り替えが実行されます。
- URL:
https://<HOST>/switch/<LIST_NO>
- HTTP Method:
GET
例えば、リスト番号 3 に切り替える URL は https://<HOST>/switch/3
になります。
Slack の Slash Command で操作することが可能です。
設定すると、 /<設定したコマンド> <LIST_NO>
(例: /voicewarp 3
) のような形式で利用できます。
- URL:
https://<HOST>/slack/slash
- Method:
POST
なお、Slash Command は 3 秒以内に最初の応答を返す必要があるため、Heroku の Free Dyno でスリープしているとタイムアウトしてしまいます。 利用には外形監視などで常に起こしておくか、Hobby Dyno 等のスリープしない Dyno を選ぶ必要があります。
なお、Slash Command 作成時に発行するトークンを SLACK_SLASH_TOKEN
config vars に設定すると、そのトークン以外からの呼び出しをブロックすることができます。
セキュリティのため設定をお勧めします。
Heroku の Config Vars のパスワードも Slash Command で変更することが可能です。 なお、安全のため REST API では提供していません。
設定には予め以下を実施する必要があります:
- Heroku CLI でトークンを生成
PLATFORM_TOKEN
Config Vars に設定- Dyno Metadata の有効化
コマンド操作は以下の通りです:
$ heroku authorizations:create -d "voicewarp"
$ heroku config:set --app <APP_NAME> PLATFORM_TOKEN=<TOKEN>
$ heroku labs:enable runtime-dyno-metadata -a <APP_NAME>
これで、 /<設定したコマンド> heroku PASSWORD=<PASSWORD>
(例: /voicewarp heroku PASSWORD=foo
) という Slash Command で新しいパスワードを Config Var に設定できるようになります。
ローカルで実行するには、はじめに Node.js を用意した上で以下のコマンドを実行します:
npm i
次に、電話番号とパスワードを伝えるために以下のような .env
ファイルを作ります:
PHONE_NO=xxxxxxxxxx
PASSWORD=xxxxxxxxxx
サーバープログラムを起動するには、以下のコマンドを実行します:
npm run dev
サーバーは localhost:3000 で起動します。 ブラウザや curl 等を用いて利用してください。