M5Stack で LINE Notify を使用するためのライブラリです。PlatformIO IDE 環境での使用を想定しています。
LINENotify
クラス
LINE Notify の API に WiFi 経由で接続して通知する
WiFi の接続情報や LINE Notify に必要なアクセス・トークンをソースにベタ書きせずに自由に切り替えられるよう,SPIFFS に設定ファイルを置いて読み出す仕組みも用意しています。
SPIFFSLoader
クラス
SPIFFS からファイルを読み込むConfigParser
クラス
SPIFFS から設定ファイルを読み込んで値を取り出すLINENotifyConfigParser
クラス
WiFi に接続するための SSID・パスワード,LINE Notify に必要なアクセス・トークン値を設定ファイルから取り出す
いずれの実装例も 設定ファイル(JSON 形式)を SPIFFS に置くことで,WiFi の接続情報や LINE Notify に必要なアクセス・トークンを切り替えられます。
ATOM シリーズ(S3 も含む)を対象としていますが,他の機種でもplatformio.ini
に設定を追加すれば使えるはずです。
data
ディレクトリ(platformio.ini
の[platformio]
セクションにあるdata_dir
で指定したディレクトリ)に LINENotifyConfigParser::parse()
に渡す JSON ファイル(line_notify.json
)を置いて LINE Notify に接続するために必要な情報を記載します。
{
"ssid": "[SSID]",
"password": "[パスワード]",
"token": "[LINE Notifyのパーソナル・アクセス・トークン]",
"message": "[LINE Notifyで通知するメッセージ]"
}
ここで指定するパーソナル・アクセス・トークンはLINE Notify のマイページから発行できます。
message
には UTF-8 で約 48 文字までのメッセージを指定できます。変更したい場合はLINENotifyConfigParser
クラスのMAX_MESSAGE_LEN
を変更してください。
ファームウェアを書き込んだ後,PlatformIO メニューから「Upload Filesystem Image」を選択するか,コマンドラインからpio run --target uploadfs
を実行して設定ファイルを SPIFFS にアップロードし,設定を反映します。
examples/m5stack-line-notify-push/main.cpp
は,ボタンが押されるたびに押されたことを通知します。
examples/m5stack-line-notify-ip-address/main.cpp
は,起動するたびに自分の IP アドレスを通知します。