「VRMNXファイル連携システム」(VRMNX File linkege System:VRMNX FLS)は「鉄道模型シミュレーターNX」(VRMNX)のビュワーオブジェクトを外部から制御するためのシステムです。
タイマーイベント(既定は0.1秒毎)でレイアウトファイルと同階層にある「readフォルダ」の「オブジェクト命令ファイル」を読み込み、テキストで記述されている命令をVRMNXで実行します。
オプション機能で命令実行後に「sendフォルダ」へ「レイアウト情報ファイル」を出力することもできます。
レイアウトファイルと同じフォルダ階層に「vrmnxfls.py」ファイルと「read」「read_end」フォルダを配置します。
フォルダ構成例:
C:\VRMNX
├ \read
├ \read_end
├ \send (任意:レイアウト情報ファイル出力用)
├ vrmnxfls.py
└ VRMNXレイアウトファイル.vrmnx
対象レイアウトのレイアウトスクリプトに以下の★内容を追記します。
#LAYOUT
import vrmapi
import vrmnxfls # ★インポート
def vrmevent(obj,ev,param):
vrmnxfls.vrmevent(obj,ev,param) # ★メイン処理
if ev == 'init':
dummy = 1
elif ev == 'broadcast':
dummy = 1
elif ev == 'timer':
dummy = 1
elif ev == 'time':
dummy = 1
elif ev == 'after':
dummy = 1
elif ev == 'frame':
dummy = 1
elif ev == 'keydown':
dummy = 1
ファイル読み込みに成功すると、ビューワー起動時のスクリプトログに
load VRMNXファイル連携システム Ver.x.x
が表示されます。
「readフォルダ」に「オブジェクト命令ファイル」を置くことでビュワーを操作します。
読み込んだファイルは「read_end」フォルダへ移動します。
対応命令や詳細仕様は下記のリファレンスを参照ください。
- VRMNX以外の外部プログラムや市販コントローラを使った運転や、独自システムとの連携
- ネットワークを介した疑似オンライン運転会
- 対象オブジェクト・命令セットの拡充
- イベントドリブン(SetEvent~)の追加