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Brief tutorials for tumbler

Apache License 2.0Apache-2.0

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Apache License

Brief tutorials for tumbler

スタートアップガイド

1. はじめに

1.1. 環境

Fairy I/O Tumbler は Raspberry Pi Compute Module を搭載し、Raspbian Stretch がインストールされています。納品書類に従って Wi-Fi 接続を完了し、Raspbian Stretch に ssh で外部からログインできることを前提とします。

1.2 ハードウェアバージョンの確認

お持ちの Fairy I/O Tumbler のバージョンと同梱品を確認してください。先行出荷ロットの場合、プリインストールされているライブラリが古くなっている場合がありますので、このドキュメントに従ってライブラリ群を更新してください。

2. ファームウェア

ファームウェア arduino が古くなっている場合がありますので、ドキュメントに従って更新してください。

3. ライブラリ構成

libmimixfe

libmimixfe は、mimi(R) XFE の機能が実装されたライブラリです。Tumbler は 16 個のマイクから、最大 48kHz, 16bit, 16ch、1ch のスピーカーフィードバック信号、1ch の外部入力信号の合計 18ch の同期信号を取得することができます。この同期信号を利用し、ビームフォーミングや、エコーキャンセル、発話区間抽出などの前段信号処理を行うためのライブラリが libmimixfe です。

libmimixfe は、Tumbler のハードウェア層からの信号を入力とし、設定に従った信号処理済の音声データが出力されます。この音声データを mimi(R) クラウドへ送信することで、音声認識などの結果を得ることができます。この信号処理済の音声を、mimi(R) クラウドではなく、サードパーティサービスに送信するプログラムを開発することで、サードパーティサービスを利用したシステムを構築することも可能です。

libmimixfe はバイナリライブラリの形式で提供されます。利用時には、他のライブラリが必要となりますので、libmimixfe のドキュメントを参照してください。サンプルプログラムの実行には libtumbler が必要です。

libmimiio

libmimiio は mimi(R) WebSocket API Service を実装したクライアント通信ライブラリで、音声データを入力とし、mimi(R) クラウドに音声データを送信し、音声認識などの結果を得ることができるライブラリです。WebSocket による双方向通信を利用することで、リアルタイムの音声データの送信と結果の受信が可能となります。

libmimiio はオープンソースとして提供されます。ビルド時には、Poco C++ library などが必要となります。Poco はプレビルドバイナリが github 上で公開されているので(tumbler.poco)、そちらを参照してください。

libmimixfe を利用したサンプルプログラムのビルドには libmimixfe 及び libtumbler が必要です。

libtumbler

libtumbler は Tumbler のハードウェア API が実装されたライブラリです。ドキュメントに従って、インストールしてください。