このリポジトリは ReVIEW.js のフォークです。
VS Code プラグインのプレビューで問題となる不具合を修正しています。 このリポジトリは、本家の開発が再開した場合、(必要に応じて本家へのPull Requestを経て)閉鎖される可能性があります。 フォークしたバージョンはv0.16.0のリリース後のコミット 23401fe6298a8236ab8dc7875c1edb2ce508f538 です。
オリジナルの ReVIEW.js の作者およびコントリビューターの皆様に対し、この場を借りて敬意と感謝の意を表します。
- 以下の要素の動作を改善
- チャプターに連番が出力されるように修正
@<hd>{...}
の内容が常にその要素を含むチャプターの名前になっていた問題を修正@<hd>{...}
で別の章を参照するとクラッシュする問題を修正- テキスト形式のRuby版との互換性の向上
@<idx>{...}
と@<hidx>{...}
のサポート(テキストとHTMLしかないので、ほぼ「エラーにならない」だけ)@<note>{...}
のサポート- 囲み記事のRuby版との互換性の向上
- リストにコメントを含めたときに最後のコメントの後ろのコンテンツが出力されない問題
- リストにコメントを含めたときにコメントの直前の改行が改行コードLFの場合に出力されない問題
- リストにコメントを含めたときにコメントの前後で行番号がリセットされる問題
- いくつかのライブラリをアップグレード
npm audit
で問題となったパッケージtslint
とtypescript
- Windows上のVSCodeで開発できるように修正
以下、本家の Readme のコピーとなります。
Composition system for Japanese environment. ReVIEW is flexible and powerful more than Markdown and textile.
ReVIEW.js is implemented by TypeScript :)
ReVIEW のJavaScript実装です。 Node.js上とモダンなWebブラウザ上で動作することを目指します。
それなりに多くの構文をサポートしています。 現状Ruby版で使えて、ReVIEW.jsで使えない記法は以下の通りです。
- texequation ブロック記法
- m インライン記法
- bibpaper ブロック記法
- bib インライン記法
- graph ブロック記法
- tsize ブロック記法
- table ブロック記法
- table インライン記法
サポートしている変換先はTextとHTMLのみです。 LaTeXやPDF, EPUBなどはサポートしていません。
また、部(Part)のサポートは部分的です。 部があっても処理できますが、単に章として扱われます。
npm または bower が利用できます。用途にあったものを利用してください。 こちらにサンプルを用意してあります。
./setup.sh
を叩きます。
その後、grunt
で /bin に実行可能なJSが出力されます。
grunt test
, grunt test-browser
, grunt-karma
でテストを実行することができます。
今貰えると嬉しい手助けはいくつかあります。
- test/fixture/valid へのファイルの追加
- DefaultAnalyzerが対応する構文の追加
- 各種Builderの実装 (LaTeXとか)
- 説明文の改善
- ja.ts を書き換えればできます。
- バグを見つけたら報告してください
- 報告は日本語で良いです。日本語向けの組版システムだし。
- 構文のノード構築部分を追加する lib/parser/analyzer.ts の DefaultAnalyzer に構文用のメソッドを追加します。 analyzer.tsの末尾にある TODO 以下のものの実装をすすめます。 analyzer.tsの中でinlineが先頭になっているものが簡単に実装できる。実装はまわりのメソッドを参考に。
- 出力部分を追加する lib/builder/ のなかに出力用ファイルがあります。 htmlBuilder.ts,textBuilder.ts のファイルにも1と同様に同名のメソッドを追加します。 メソッド名_pre,メソッド名_postの関数を用意した場合にはメソッドの実行前、実行後にそれぞれ処理が実行されます。 まずはテキストのデータを表示してみましょう。 テキストのデータを取り出したい場合は以下の様に記述すると文字の部分が取得できます。
process.out(nodeToString(process,node));
nodeの中に文字列があるので構築されたnodeを利用して出力を作りましょう。
nodeの処理を大きく変更したい場合はpre(もしくはサフィックスなし)でリターンすると trueを返すと処理を続行する false を返すと処理打ちきって次のノードを処理を行う 関数を返すとその関数でノードの評価を行うことができる。 TODO:図を入れる
- 構文の説明を入れる。 最後に構文の説明を追加します。 lib/i18n/ja.ts の中に説明の文章を追加します。 オブジェクト記法の中の"description"の中に追加したメソッド名と同じものを追加します。 そうすることで構文の説明が追加されます。
http://bottlecaps.de/convert/ を使うとよい。