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Cloud Native Developers JP 勉強会の行動規範

行動規範

はじめに

Cloud Native Developers JP(以下、cndjp)は、様々な地域やコミュニティから集う技術者に対して開かれた勉強会を目指しています。 そのためには、性別や人種など多様な背景を持つ、普段の生活では会わない人々同士でも、互いに敬意を払って楽しい時間を過ごせることが重要だと考えています。

以下の行動規範は、そういった配慮の行き届かない発言や行為を意図せずにしてしまうことを防ぐためのガイドラインです。 cndjp の主催者は、発表者や参加者の皆様に行動規範を守っていただくことをお願いしており、その場にそぐわない発言や行為を未然に防ぐための手助けをしています。

本文

多様な背景を持つ人々が参加する技術勉強会において、そこで交わされるコミュニケーションは技術的な発表と交流の場に相応しいものであって欲しいと願っています。 cndjp は、勉強会の参加者に対するいかなるハラスメント行為も許容しません。

cndjp は、会場内および関連するソーシャルイベント、SNS上でのコミュニケーションの全てにおいて、参加者、発表者など、全ての関係者の皆様に対して本行動規範の遵守を求めます。 勉強会の参加者および関係者は、自身のハラスメント行為(意識的、無意識的を問わず)について他者から指摘を受けた場合は、直ちにその行動を中止することを期待されています。

ハラスメント行為の一例には以下のようなものがあります:

  • 他の参加者に対するナンパ行為 (容姿に関する発言、恋愛・性的興味を目的とした発言) や不適切な身体的接触を行うこと
  • ジェンダー、性自認、ジェンダーの表出、性的指向、障碍、容貎、身体の大きさ、年齢、人種、国籍、民族、宗教について、当人が不快に感じる発言や差別を助長する言動を行うこと
  • 公共の場に性的な画像を掲示したり、見せびらかしたりすること
  • 他の参加者に対して、故意の威嚇やストーキング、つきまとい、本人が嫌がらせと感じるような写真撮影や録音録画を行うこと
  • 勉強会の発表や、その他のイベントを継続的に妨害し続けること
  • 発表資料に性的な画像や素材などを使用したり、性的な演出を行うこと
  • 性的な服装、制服、コスチュームを着用したり、その他の方法で性的な雰囲気を演出すること

cndjp の主催者は、本行動規範の趣旨に反してハラスメント行為を行う参加者に対して注意や警告を行います。 警告に従わずハラスメント行為を繰り返す場合や悪質な場合など、明らかな迷惑行為であると判断できる場合には、主催者の裁量で発表の中止や勉強会会場からの退場の指示を行うことがあります。

当勉強会の参加者、発表者などは、主催者の指示に即時かつ無条件に従ってもらえることを期待します。 また、主催者の裁量によって会場から退場を指示された場合、該当者に対する参加料等の金銭の払い戻しは行わないものとします。

この行動規範はより適切な運用を行うために随時更新される可能性があります。

運用方法

cndjp では、行動規範について以下の通り運用します。また必要に応じて、新たなプロセスを設ける可能性が有ります。

  • インシデントの報告窓口をオンライン及びオフラインで設けます。インシデントが報告された場合、主催者は同様のインシデントが繰り返し発生しないように努め、必要に応じて注意や警告を行います。
  • 勉強会における全ての発表者に対し、その応募時に行動規範準拠の同意を確認しています。

インシデントの報告窓口

MeetUpやその他 cndjp 関連イベントにおいて、自分や他の人がハラスメントを受けている場合には、以下のフォームにてご連絡ください。

ライセンスと帰属に関して

本規範のテキストは ScalaMatsuri の行動規範をベースに、cndjpが開催する勉強会向けに改変しています。ScalaMatsuri の規範は Geek Feminism wiki の規範例から派生しており、PNW Scala、NE Scala、および Scala Days の影響を受けています。

本規範のテキストは上記原文と同様に、 Creative Commons Zero license の下に公開します。パブリック・ドメイン同様に、派生して作られた規範に一切のクレジット表示やオープンライセンスなどを要求しません。

以上。