MateriApps Installer
Install script collection for MateriApps Software
MateriApps Installerの目標
- 計算物質科学分野に共通するアプリ(cf. MateriApps http://ma.cms-initiative.jp )を国内(外)の主要なスパコン全てにインストールする
- 同様にCentOS (RedHat), Debian (Ubuntu)の標準的な環境、Mac OS X環境にもインストールできるスクリプトを整備
MateriApps Installerの設計ポリシー
- 特殊なツールに依存しない (shell, make, tarなどがあればOK)
- スパコンはそれぞれ特殊なので、あまりユニバーサルなインストーラを作ることは目指しても仕方がない。例外には個別のスクリプトを作成することで対処
- ツールは、Linux (RPM Package, Debian Package)やMac OS X (MacPorts)ですでにパッケージとして用意されている場合にはそちらを使う
- アプリのバージョンは、MateriApps LIVE! http://cmsi.github.io/MateriAppsLive/release.html と揃える。必要なパッチもMateriApps LIVE!用のDebian Packageと共通とする
- ツール・アプリ毎に別のフォルダを使う。その下にバージョン別のフォルダを準備
- 例) $PREFIX_TOOL/cmake/cmake-3.2.1-1
- それぞれのツール・アプリ、バージョン用の環境変数設定スクリプトを準備
- 例) $PREFIX_TOOL/cmake/cmakevars-3.2.1-1.sh
- ツールの環境変数設定スクリプトについては、$PREFIX_TOOL/env.dにリンクを張り、$PREFIX_TOOL/env.shで一括設定されるように
- 古いバージョンを残せるようにする
- インストールとリンクの張替えを分ける (リンクの張替えを行うまでは、他に影響を与えない)
- 一時的に違う場所にインストールしてテストできるように
Setup
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インストール場所
- default では $HOME/materiapps の下にインストールされる
- インストール場所を変更するには、$HOME/.mainstaller の中で設定する
- PREFIX=... # ツールとアプリを同じ場所にインストールする場合
- PREFIX_TOOL=... # ツールのインストール場所
- PREFIX_APPS=... # アプリケーションのインストール場所
- SUDO=/usr/bin/sudo # インストールに root 権限が必要な場合
- BUILD_DIR=... # build を行う場所 (デフォルト $HOME/build)
- SOURCE_DIR=... # source tarball 置き場 (デフォルト $HOME/source)
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インストールするディレクトリ(上記 PREFIX, PREFIX_TOOL, PREFIX_APPS で指定したディレクトリ)を作成
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Mac OS X (Marvericks)のコンパイル環境設定 https://github.com/wistaria/installer/wiki/Marvericks
インストール
- 下記「国内のスパコンへのインストール状況」を見ながら、番号の小さいものから順番にスクリプトを実行していく
- 表で「○」となっている場合: default.sh を実行
- 表に「○」以外(例: fx10)が記載されている場合: 対応するスクリプト(例: fx10.sh)を実行
- インストールが完了したら link.sh を実行
利用方法
- ツール類(cmake, hdf5, python他)
- source $PREFIX_TOOL/env.sh を実行
- あるいは、shell の初期化スクリプトに同じ内容を書いておく
- アプリケーション(alps, openmx, modylas他)
- アプリ毎にスクリプトを使って環境変数(PATHなど)を設定する
- 例) alpsの場合: source $PREFIX_APPL/alps/alpsvar.sh
- インストールのテスト方法
- 整備中
- サンプルバッチスクリプト
- 整備中
Status
- 国内のスパコンへのインストール状況 Installation Status