Jest を学ぶ
一言で言えば「全部入り」。
従来、テストをするためには複数のライブラリを組み合わせて利用する必要があった。
- テストランナー(テストフレームワーク): テストの構造を作る機能や、テストの実行環境、検証結果のレポート機能などを提供
- Karma
- Mocha
- Jasmine
- AVA
- tape
- アサーション: テスト結果が期待通りであるか判定する機能を提供
- should.js
- Expect
- chai
- power-assert
- テストモック・テストダブル: モック、スタブなどの機能を提供
- Sinon.js
- testdouble.js
※テストランナーとテストフレームワークの定義は文献によって異なったので、今回を一緒のものとする
自由に組み合わせて利用できる反面、テストの知見がない人にとってはどれを組み合わせれば良いのか判断ができない。また、判断をするためには、それぞれのライブラリをある程度学習する必要があり、そのような手間がテストに対してのモチベーションを低下を招いている。
Jest は そのような悩みを解消したライブラリであり、上記の機能が全て入っている。
そのため、Jest をインストールすれば、すぐにテストコードを書き始められる。
というわけで「テストの興味はあるが、選択肢が多すぎてどれを利用すれば良いのかわからない。」と思っている人々はとりあえず Jest を使ってみれば良いと思う。