このキーボードについて

このキーボードは 19mmピッチ 48キーのロープロファイルキーボードです。 キースイッチは kailh choc V1用ソケット を使用します。

マイコンには AE-RP2040 を使用します。

ファームウェアは kmk_firmware を使います。

部品表

レフデス 型名 数量 備考
D1 - D48 1N4148W 48
SW1 - SW48 CPG135001S30 48 Choc Type Hot Swap Socket
U1 AE-RP2040 1 RP2040マイコンボード

この他に, kailh choc V1キースイッチ、 choc V1用キーキャップが必要です。 また、 基板を固定するためM2の支柱とネジを使います。

マイコンの動作確認

組み立ての前にマイコンボードの動作確認を行います。 マイコンボードに CircuitPython を書き込みます。

書き込み後、 Thonny等でCircuitPythonが動いていることを確認します。

組み立て

ダイオードのハンダ付け

はじめに, D1 - D48 のダイオードをハンダ付けします。 アノードとカソードの向きを間違えないように注意してください。

キーソケットのハンダ付け

次にkailh choc V1用キーソケットをハンダ付けします。 キーソケットには向きがあります。 基板のシルクを参考にして、間違えないようにハンダ付けしてください。

マイコンボードの取り付け

マイコンボードの取り付け方法は、直付け または ピンソケット の選択ができます。

直付けの場合、キーボード裏の厚みを薄くできます。しかし、マイコンボードが故障したときに交換が難しくなります。

ピンソケットを使用した場合、キーボード裏の厚みがピンソケット分増加します。マイコンボードの交換は容易です。

マイコンボードの組み立て

マイコンボードに 細ピンヘッダ(AE-RP2040付属) または 基板用リードフレーム をハンダ付けします。

細ピンヘッダをハンダ付けする場合、 ブレッドボードを使うとハンダ付けしやすいです。

リードフレームをハンダ付けする場合、 垂直になるようにハンダ付けします。まず1ピンだけ仮止めして、角度を調整します。 垂直になったら、残りのピンをハンダ付けします。

念のため、マイコンボードの裏側にポリイミドテープを貼って絶縁します。

マイコンボードの取り付け(直付けの場合)

マイコンボードの取り付け前に、ダイオードとキーソケットの向き、ハンダ不良が無いことを確認します。 特に、 マイコンボードの下になる D35, D36, SW35, SW36 は注意して確認します。

U1のスルーホールにマイコンボードを刺し込みます。マイコンボードの裏側とダイオード、キーソケットが接触していないことを確認します。

マイコンボードのハンダ付けをします。まず、1つのピンをハンダ付けして仮止めします。 マイコンボードが水平になっていることを確認します。水平でない場合、ハンダゴデで仮止めしたピンのハンダを温めて、水平になるように修正します。

仮止めでマイコンボードが水平になっていることを確認できたら、残りのピンをハンダ付けします。

マイコンボードの取り付け(ソケットの場合)

ピンソケットはマイコンボードのピン数に合せてカットします。

基板にピンソケットをハンダ付けします。ピンソケットは垂直になるようにハンダ付けします。まず1ピンだけ仮止めして、角度を調整します。 垂直になったら、残りのピンをハンダ付けします。