ワランティ分析
クレームデータを分析して、早期に不具合を検知し根本原因を特定します。企業としては、ワランティコストの削減、顧客満足度の向上が期待されます。
よくある課題と対策
- テキスト分析のコスト
- 課題:テキストデータを含むクレームデータの処理を人力で行っているためコストが高い
- 対策:機械学習によるテキスト分類モデルの活用
- 過去の不具合情報の活用
- 課題:過去の膨大なクレームデータが構造化されていないため、検索が難しかったり、開発・設計に生かせていない
- 対策:Knowledge Graph を構築し、不具合情報の関連づけることで、活用しやすくする
Sample
分析方法 | ツール | 利用データ | 内容 |
---|---|---|---|
Knowledge Graph (キーフレーズ単位) | Azure Machine Learning, Azure Cognitive Service, Power BI | 自動車のリコールデータ(MLIT) | クレームデータからキーフレーズを抽出し、「不具合の部位」「原因」「対策」を共起ネットワークで可視化 |
開発環境の準備
Azure Machine Learning の Compute Instance で下記コマンドを実行します。 conda 仮想環境 (warranty) の作成
conda create -n warranty python=3.6
conda activate warranty
pip install -r requirements.txt
Jupyter Kernel の作成
export env_name="warranty"
ipython kernel install --user --name=$env_name --display-name=$env_name
利用するデータ
公開されているクレームデータ
- 自動車のリコール・不具合情報 (MLIT)
- 本リポジトリではこちらの公開情報を利用
- リコール情報 (METI)
- 製品事故情報・リコール情報 (NITE)
- 検索サイト にて検索可能
- 全件抽出したい場合は、"半角スペース" をキーワード入力し、条件は "1・2・3のどれかを満たしているもの" に設定
- 検索サイト にて検索可能
分析方法
- キーフレーズ抽出
- テキスト分類
- Word Cloud
- Knowledge Graph
- トピック抽出 (not yet implemented)
- Sanky Diagram (not yet implemented)
- ネットワーク分析 (not yet implemented) ...
利用するサービス
- Azure Machine Learning
- Jupyter による Data Wrangling
- 機械学習・深層学習モデルの構築と運用 (not yet implemented)
- Azure Text Analytics (Azure Cognitive Service)
- キーフレーズ抽出
- Power BI - データ可視化
※ Ubuntu or Mac での動作を想定しています。Windows など他の環境では文字コードの相違による問題が発生する場合があります。