Farming

Edgeサーバで動作するコンテナを管理するソフトです。Farming自体Docker上で実行します。 Farmingが動作しているDockerのコンテナをjsonファイルで記述した通りにコンテナを構成します。

凄くシンプルなk8sと言ったところでしょうか(大げさ)

！注意！

構成ファイルに記述していないコンテナは削除されるので注意してください

QuickStart

構成ファイルを記述します

ContainerSetting.json(この例ではnginxとmongodbが起動します)

{
    "ContainerSettings" : [
      {
          "Image" : "nginx",
          "Tag" : "latest",
          "Ports" : [
              "80/tcp:80"
          ],
          "Volumes" : [
              "/docker/nginx:/usr/share/nginx/html:ro"
          ]
      },
      {
        "Image": "mongo",
        "Tag": "latest",
        "Ports": [
          "27017/tcp:27017",
          "28017/tcp:28017"
        ],
        "Volumes": [
          "/mongodb:/data/db:rw"
        ],
        "Envs": [
          "MONGO_INITDB_ROOT_USERNAME=root",
          "MONGO_INITDB_ROOT_PASSWORD=rootpass"
        ]
      }
    ]
}

複数のコンテナが記述可能です。

Image
コンテナ名
Tag
タグ名
Ports
公開ポート(公開するポートにプロトコル名があるので注意)
Volumes
ボリューム（コンテナは削除される場合があるので、必ず永続化してください）
Envs
環境変数
Networks
ネットワーク（コンテナ同士で通信する場合、すべてのコンテナのNetworkに同一の識別文字を記入してください）が指定出来ます

Farming設定

URI
ContainerSetting.jsonの場所を指定
WaitTime
１処理（不要コンテナ削除、必要コンテナ起動）後のスリープmsec
ContainerRemove
true→不要コンテナ停止＆削除
false→不要コンテナ停止のみ
Ignore
Farming外で実行したいコンテナイメージ名

Farming実行

DockerでFarmingを実行してください

docker cli

docker run -e URI=https://hogehoge.net/ContainerSetting.json -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock k.yamamoto03/farming:latest

実行時の注意 /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sockをマウントしてください。これによりFarmingがDockerAPI経由でアクセス可能となります

docker-compose

version: '3.6'

services:

  farming:
    image: kyamamoto03/farming:latest
    restart: always
    environment:
      URI: https://hogehoge.net/ContainerSetting.json
      WaitTime: 10000
      ContainerRemove: 'True'
      Ignore: "Influxdb"
    volumes:
      - /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock

Farmingの特徴

.Net5で記述しています。内部ではDocker.DotNetを経由しDockerAPIにアクセスしています。コンテナ情報をHTTP(s)で取得するのでリモートからFarmingの構成情報を変更が可能。エッジにFarmigを入れると、リモートでコンテナの起動、停止、アップデートが可能です。

kyamamoto03/Farming