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ビルドに必要なパッケージ
- cluster-glue-libs-devel
- corosynclib-devel
- pacemaker-libs-devel
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RPMビルド手順
# ./autogen.sh # ./configure # make rpm Wrote: /root/rpmbuild/SRPMS/pm_extras-2.0-1.el6.src.rpm Wrote: /root/rpmbuild/RPMS/x86_64/pm_extras-2.0-1.el6.x86_64.rpm Wrote: /root/rpmbuild/RPMS/x86_64/pm_extras-debuginfo-2.0-1.el6.x86_64.rpm
- 本デーモンは、Corosync環境においてインターフェースの状態を監視するものです。
- 監視するインターフェースの情報は、自ノードに接続されている他ノードのインターフェースの状態として表示されます。
- "crm_mon -A"コマンドを使用して、Corosyncが利用するインターフェースの状態を確認することができます。
- 本説明では64ビット環境を前提に記述しています。32ビット環境ではインストールされるディレクトリが異なるため、環境に合わせて読み替えてください。
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本ツールのパッケージ pm_extras-2.0-1.el6.x86_64.rpm をダウンロードします。その後、以下のようにrpmコマンドを使ってインストールします。
# rpm -ivh pm_extras-2.0-1.el6.x86_64.rpm 準備中... ########################################### [100%] 1:pm_extras ########################################### [100%] #
- (注)pm_extras-2.0パッケージはインストールに以下のパッケージを必要とします
- pacemaker-1.1.0以上
- resource-agents-1.0.3以上
- cluster-glue-1.0.6以上
- (注)pm_extras-2.0パッケージはインストールに以下のパッケージを必要とします
- ifcheckdは個別の設定ファイルを持ちません。
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ifcheckdの起動方法はOSの環境により異なります。
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RHEL6系
# initctl start ifcheckd ifcheckd start/running, process 10519
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RHEL7系
# systemctl start ifcheckd
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ifcheckdの停止方法はOSの環境により異なります。
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RHEL6系
# initctl stop ifcheckd ifcheckd stop/waiting
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RHEL7系
# systemctl stop ifcheckd
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ifcheckdが正常に起動していることを"crm_mon -A1"で確認します。
# crm_mon -A1 Last updated: Thu Jul 31 18:01:11 2014 Last change: Thu Jul 31 14:18:23 2014 Stack: corosync Current DC: vm01 (3232261507) - partition with quorum Version: 1.1.12-267effc 2 Nodes configured 0 Resources configured Online: [ vm01 vm02 ] Node Attributes: * Node vm01: + ringnumber_0 : 192.168.101.131 is UP + ringnumber_1 : 192.168.102.131 is UP * Node vm02: + ringnumber_0 : 192.168.101.132 is UP + ringnumber_1 : 192.168.102.132 is UP
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インターフェースの状態を表す属性値は、以下のように表示されます。
- 正常時
+ ringnumber_0 : 192.168.101.131 is UP
- 故障時
+ ringnumber_0 : 192.168.101.131 is FAULTY
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属性値が"192.168.101.131 is FAULTY"と表示されたノードのインターフェースは通信ができない状態となっています。直ちに原因を調査し復旧してください。
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OFFLINE状態のノードのインターフェース情報は表示されません。
- -p <file_name>:デーモン化モードでの動作時のpidファイル名の指定。デフォルト:/var/run/ifcheckd.pid
- -f:フォアグラウンドモードでifcheckdを起動
- -V:標準エラー出力にログを出力するモードの有効化
- -$:バージョン情報の表示
- -?:ヘルプの表示
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以下にifcheckdが出力するログの一覧を提示します。
レベル 出力内容 意味 error Failed to change link status [ring id=%u, expected state=%s] インターフェース状態の属性更新に失敗した error the event isn't exist: event=%u 削除対象のイベントが存在しない error Failed to fetch key name or ring name: result=%d ring名の取得に失敗した error Failed to fetch key name: tmp_key=%s ringの故障情報が取得できなかった error Failed to connect cmap. Error %d cmapとの接続に失敗した error %s: already running [pid %ld in %s] すでに別のifcheckdが起動している error Could not lock '%s' for %s: %s (%d) lockfileの処理に失敗した notice Exiting %s ifcheckdが終了した notice Stop monitoring interface. cmap connection is destroyed cmapとの接続が切断されたため、インターフェースの監視を停止した notice Stop monitoring interface. Notified of Pacemaker stop event Pacemakerが停止されたため、インターフェースの監視を停止した notice Start to monitor interface after Pacemaker restarted Pacemakerが再起動したため、インターフェースの監視を開始した notice Finished to initialize ifcheckd. cmap_handle created cmapとの接続が確立されたため、初期化が完了した notice Starting %s ifcheckdが起動した info Interface link status changed [ring id=%u, state=%s] インターフェースの状態が変化した - (注)debugレベルは除外