C-Helper は、C言語初学者向けの静的解析ツールです。 ソースコードから、初学者が犯しやすい問題点を発見し指摘します。
C-Helper は MIT ライセンスで配布されています。 詳細は LICENSE を御覧ください。
C-Helper は Eclipse プラグインです。 Eclipseの入手からC-Helperをインストールするまでの手順を説明します。
Eclipse は公式サイトや有志の手によって、様々なパッケージが提供されています。 ここでは、初学者にとって最も手軽と思われる All in One Eclipse の導入方法を説明します。
All in One Eclipse は Windows 向けしか配布されていませんので、 他の OS をお使いの人は Eclipse の公式サイトなどから、対応している Eclipse をダウンロードしてください。
-
ダウンロード
All in One Eclipse は MergeDoc プロジェクトが配布しているパッケージで、 その名の通り便利なプラグインが最初から同梱されています。 日本語化もされています。ダウンロードは Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグイン からできます。 この文書の執筆時は "Eclipse 4.2 Juno Pleiades All in One" が最新でした。 最新版をダウンロードしましょう。
All in One Eclipse は開発対象に応じて Platform, Ultimate, Java, C/C++ などの種類が用意されています。 さらに、それぞれの種類に Full Edition または Standard Edition があります。 付属しているプラグイン、ソフトウェアが違います。 C 言語の開発をするには Ultimate または C/C++ の Full Edition を選択してください。
-
インストール
All in One Eclipse のインストールはとても簡単です。 ダウンロードした zip ファイルを適当な場所に解凍するだけです。 pleiades-e4.2-cpp-32bit-jre_20121123.zip のようなファイルがダウンロードされるはずですので、 これを適当なディレクトリに解凍します。
C-Helper は Eclipse のプラグインです。 更新サイトからインストールできます。
更新サイトによるプラグインのインストール方法は、他の Eclipse プラグインと共通です。 手順は Eclipseのプラグイン追加インストール方法 - ID-Blogger | Infinity Dimensions に画像つきで詳しく載っています。
C-Helper のインストールで固有の情報は以下2つです。
-
「リポジトリーの追加」で指定するロケーションは以下です。 「名前」は任意で構いません。
https://github.com/uchan-nos/c-helper/raw/master/site
-
Static Analyzers > C-Helper をインストールしてください
以上で C-Helper の準備は完了です。
が C-Helper を起動するアイコンです。 何らかの C 言語プログラムのソースコードをエディタで開いている状態でこのアイコンをクリックすれば、 即座に解析が行われて「問題」ビューに検出した問題が一覧表示されます。