ITBトークンとは
ITBトークンとは、IT分科会を主体とし発行されたトークンのことです。 トークンエコノミーの実現を最終的な目的とし、 まずは身近なところからトークンの活用を模索してまいります。
現在ITBトークンはEthereumのTestnet(Ropsten)上のトークンとして発行されています。 Testnet(Ropsten)にアクセス可能なEthWalletであればITBトークンを自由に送受金することができます。
ITBトークンの基本情報
項目 | 説明 |
---|---|
ネットワーク | Testnet(Ropsten) |
シンボル | ITB/ITB |
コントラクトアドレス | 0x1d5406ffebfd89110310a111bb02e79b9f96f7a0 |
ITBトークンの利用方法
ITBトークンは、EthereumのTestnet(Ropsten)に アクセス可能なウォレットから利用することができます。
PCではChrome拡張のMetaMask、AndroidではアプリのMetaMask、 iPhoneではアプリのMEConnectなどのウォレットから利用できます。
ただし、後に述べるITBコンシェルジュサービスを通じて、 SlackからもITBトークンを利用することができるので、 これらウォレットのインストールは必須ではありません。
ITBトークンの入手方法
ITBトークンは、ITBコンシェルジュを呼び出し、 ユーザー登録することで入手することができます。 新規登録時にITB財団から1000ITBが付与されます。
いいね!チップの送金
ITBトークンは、Slackで「いいね!」アイコンを送ることで、 「いいね!」をした相手に30ITBを送ることができます。
また、「いいね!」をした方・された方の"両者"に、 ITB財団から50ITBずつ新規に割り当てが行われます。
ITB財団はWin-Winの良好なコミュニケーションを促進します。
ITB Cafeでお菓子を購入する
ITBトークンは、ITB Cafeでお菓子と交換することができます。
現在、ITB Cafeは有志によって運営されていますが、 ITBトークンを保有・消費できるということは、 その源泉であるSlackでのコミュニケーションを通じて、 円滑なコミュニケーションが達成された成果でもあるので、
ゆくゆくは消費されたITBトークンを事業主に買い取って頂き、 ITB Cafeの運営資金にあてることで、持続可能な運営体制を整えてまいります。
また現在、ITB Cafeの支払い方法は非常に古典的でありますが、 「"Blockchain" x "IoT" x "AI"」を真に融合し、 継続的なアップデートによりハイテク化を進めてまいります。
具体的に、 (AI)顔でユーザーを認識し、 (BC)ウォレットを解錠、代金を支払いし、 (IoT)商品のロックを解除する といった仕組みを目指します。
ITBコンシェルジュサービスとは
ITBコンシェルジュサービスとは、ITBトークンの利用を総合的にサポートするためのサービスです。 Slackから呼び出して利用することができ、 ユーザーのウォレット管理から、コインの送受金までをサポートします。
使い方について
ITBコンシェルジュサービスを利用するには、 ITBコンシェルジュが参加しているSlackチャンネルか、 ITBコンシェルジュとのDMチャンネルでコマンドを投稿します。 どのようなコマンドが使用できるかは「ITB ヘルプ」と投稿することで確認できます。
ITBコンシェルジュの開発について
開発環境の構築
Pythonのバージョンを確認する
※Python3.7以上で動作します。
$ python -V
Python 3.7.4
プロジェクトディレクトリを作成する
$ mkdir -p ~/source/itbconcierge/
Python仮想環境を構築する
$ cd ~/source/itbconcierge/
$ mkdir .venv
$ cd ~/source/itbconcierge/.venv/
$ python3.7 -m venv py374
$ source py374/bin/activate
$ pip install --upgrade pip setuptools
$ python --version
Python 3.7.4
ITBConciergeをインストールする
$ cd ~/source/itbconcierge/
$ python setup.py develop
Slackでボットを作成する
Slackでボットを新規作成し、発行されたAPIトークンを slackbot_settings.pyのAPI_TOKENに記述します。
また、本機能を利用するチャンネルにボットを招待してください。
コンシェルジュを実行する
単体で実行する場合
$ cd ~/source/itbconcierge
$ source .venv/py374/bin/activate
$ python run.py
supervisor化して実行する場合
supervisorをインストール
$ sudo apt -y install supervisor
サービスを定義する
/etc/supervisor/conf.d$ cat itbconcierge.conf
[program:itbconcierge]
command=sudo /home/pi/source/itbconcierge/.venv/py374/bin/python /home/pi/source/itbconcierge/run.py
user=pi
autostart=true
autorestart=true
directory=/home/pi/source/itbconcierge
proxy環境下では下記をコマンド先頭に付ける必要があるかもしれない。
$ env https_proxy=xxx.xxx.xx.xxx:xxxx
設定ファイルを再び読み込む
$ sudo supervisorctl update
サービスを開始する
$ sudo supervisorctl start itbconcierge