cocos2d-js を使ったゲームが簡単に遊べるようになる環境です.
OSX で確認しました. たぶん Windows でも Linux でも動くんじゃないかなあ.
ダブルクリックで使えるコマンドについては,まだ OSX 版しか用意していません.
まず必要なものをインストールしましょう. どちらもコマンドを使わない,普通のアプリと同じようにインストールできます.
次に releases から最新の zip ファイルをダウンロードしましょう.
ダウンロードしたファイルを解凍しましょう.普通は Downloads に入っているはずです.
ゲームの名前をつけましょう,解凍したディレクトリの中に game_name.txt
というものがあり,そこにゲームの名前を書いておきます.
空白や記号,日本語名は避けた方がいいです.(試していないからどうなるか知らない)
何も思いつかなければ,そのまま MyGame
でも動きます.
create_game.command
をダブルクリックすると,game_name.txt
に書いたゲーム名でゲームの雛形ができます.
最初の一回だけは,このアプリケーション全体のセットアップをするために結構時間がかかります. そのため,最初の一回だけは通信速度が速いところで行いましょう.
ゲームの雛形は,解凍したディレクトリと同じところに cocos-2d-js-games
というディレクトリが作られて,その中に用意されています.
例えば MyGame
の場合だと cocos-2d-js-games/MyGame
です.
run_game.command
をダブルクリックすると, game_name.txt
に書いたゲーム名のゲームが起動します.
http://0.0.0.0:8000/
という内容が表示されたら,起動に成功しています.
http://localhost:3939/ へとアクセスしてみましょう.cocos-2d-js のデモが表示されれば成功です. あとは,起動したままゲームの内容を書き変えて,ブラウザをリロードすれば,ゲームの内容も書き変わっているはずです. もし書き変わっていなければ,ブラウザキャッシュのクリアを試しましょう.(詳しい人に聞いてください)
起動したゲームを終わらせたいときは,起動したターミナルにフォーカスを合わせて 一度だけ Ctrl
キーを押しながら C
キーを押します.
しばらくすると [プロセスが完了しました]
というメッセージが出て,http://localhost:3939/ にアクセスしても繋らなくなるはずです.
もし誤って Ctrl
キーと C
キーを 2 回押してしまうなどして,http://localhost:3939/ にアクセスしてもゲームができる状態が続いていた場合でも心配ありません.
そのときは stop_server.command
をダブルクリックしましょう.すると,しばらくすると http://localhost:3939/ にアクセスできなくなるはずです.
run_game.command
をダブルクリックして,http://localhost:3939/ へアクセスできる状態で,
share_game.command
をダブルクリックすると
URL: http://steaming-muskrat-4561.vagrantshare.com
のような URL がターミナルに表示されるはずです. その URL へアクセスすると,インターネット越しにゲームを共有できます.
開発をPCで,動作確認をスマートフォンで行う場合などにも便利でしょう.
共有を止めたいときは,起動したターミナルにフォーカスを合わせて 一度だけ Ctrl
キーを押しながら C
キーを押します.
もし複数回押してしまっても,ゲームを止めると共有も止まるので心配ありません.
共有は一定時間で切れるようになっているそうなので,もし切れたら再度実行しましょう.
ゲームを消したくなったら,ゲームの雛形を作った場所のファイルを消すだけでよいです.
例えば MyGame
の場合だと cocos-2d-js-games/MyGame
を消すだけでよいです.
destroy_server.command
をダブルクリックすると, サーバーを消すことができます.
コンソール上で default: Are you sure you want to destroy the 'default' VM? [y/N]
(本当に消しますか) と聞かれるので,y
を押してリターンしましょう.
- cocos2d-js のバージョンを上げるなど,サーバー環境をアップグレードする前に,現在の環境を後始末する
- cocos2d-js を利用したゲーム作りをやめてしまうとき(アンインストール相当)
に使います.