VCI スクリプトのログを、標準出力するためのプログラムです。
※ 出力した実データをサンプルとして、仕様不明な状態で仮実装しています。仕様が判明したら適宜修正してお使いください。
※ TypeScript で再実装しました。
git clone https://github.com/oocytanb/vci-logcat.git
cd vci-logcat
npm ci
Build
npm run build
npx pkg .
-
config.json
を直接編集する場合は、websocket_console_port
の指定を追加します。{ "embedded_script": { "websocket_console_port": 8080 } }
VCAS のワールドに入室後、本プログラムを実行します。接続に成功すると、ログを標準出力します。
npm start
オプションの使用例 1:
システムの警告ログをすべて出力します。
npm start -- -A
オプションの使用例 2:
foo
というテキストが含まれるログを出力します。
npm start -- -I "foo"
-
-c <url>
接続先を指定します。既定値は
ws://127.0.0.1:8080
です。 -
-s
注: VCAS がログ出力しなくなったため、廃止します。
vci.state
とvci.studio.shared
のログを抑制します。 -
-I <text>
指定したテキストが含まれるログを出力します。 対象のフィールドは (
Message
,Item
,Category
,LogLevel
,VciId
) です。 -
-X <text>
指定したテキストが含まれるログを除外して出力します。 対象のフィールドは (
Message
,Item
,Category
,LogLevel
,VciId
) です。 -
-i <name>
指定したアイテム名が含まれるログを出力します。
-
-x <name>
指定したアイテム名が含まれるログを除外して出力します。
-
-r
正規表現での検索を有効にします。
-I
-X
-i
-x
オプションに作用します。 -
-A
frame: script not return
のようなシステムの警告ログをすべて出力します。 -
--output-system-status
システムステータスのログを出力します。
-
--version
バージョン情報を出力します。
-
--help
ヘルプ情報を出力します。
-
VCI スクリプトから
print
する内容が、以下の形式で始まる場合、ログレベルとして扱われます。- ログレベル + パイプ記号 (
|
) で始まる場合- 例:
Error |
- 例:
- ブラケットで囲まれた
[
ログレベル]
で始まる場合- 例:
[Warning]
- 例:
- ログレベルに指定できる文字列は、次の通りです。大文字と小文字の区別はありません。
Fatal
,Warning
,Warn
,Info
,Debug
,Trace
- ログレベルが
Info
以上の場合は、コンソール出力に色が付きます。
- ログレベル + パイプ記号 (
-
PowerShell で出力をファイルへリダイレクトしたときに、文字化けする場合は、エンコーディングを指定すると解決するかもしれません。
コンソールのフォントも対応するものを選びます。$OutputEncoding = [Console]::OutputEncoding = [Text.UTF8Encoding]::UTF8
-
VS Code でこのプログラムをデバッグする場合、 デバッグの構成を開き、
.vscode/launch.json
を以下のように編集します。{ "version": "0.2.0", "configurations": [ "command": "npm start -- -c ws://127.0.0.1:8080", "name": "Run vci-logcat", "request": "launch", "type": "node-terminal" ] }
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