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「1つの計算は」ではなく「1つの計算が」で段落を始める

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「1つの計算は値を生産し、もう 1つの計算がそれを消費する」から始まる段落について、「1つの計算は」から始まるのが唐突に感じました。

助詞の「は」は主語が既知(英語で言うとaではなくtheが付く状態)の場合や、恒常的に成り立つ性質について述べる場合に使われます(他にも用法はあります)。
例: むかしむかし、おじいさんとおばあさん_が_住んでいました。おじいさん_は_山へ……
例: 「飛行機は空を飛ぶ」は飛行機一般の性質を述べ、「飛行機が空を飛ぶ」はある飛行機の特定のフライトについて述べる
この場合「1つの計算」は以前には出てきていませんし、「1つの計算」一般について述べているわけではないので唐突に感じます。

「1つの計算が値を生産し、もう 1つの計算がそれを消費する」にするのはどうでしょうか。

おそらく最初は「が」で訳して、「が」がダブったなと気づいて「は」にしてしまったのだと思います。読み返すと確かに「は」だとおかしいし、one が「1つ」なのも不自然なので「ある計算が値を生産し、別の計算がそれを消費する」というふうに訳します。