ifttt-to-notion

IFTTT の Webhook を受け取り Notion API を叩く Google Cloud Functions

ツイートを Notion に保存するために開発されました。
ツイートすると IFTTT のトリガーによって Google Cloud Functions にデプロイした API が呼び出され、Notion に新しいページを作成します。ページのタイトルはツイートのテキストになり、その他の情報（ユーザ名、ツイートの URL、作成日時、タイプ）もページに保存されます。

使用方法

Notion の設定

このプロジェクトでは、Notion API を使用して、ツイートの情報を Notion のページとして作成します。そのため、Notion API キーの取得と設定、および Notion のデータベース ID の取得と設定が必要です。
また、データベース内のフィールドを以下のように設定する必要があります。

title：ページのタイトルとして使用します。
text：ツイートのテキストを保存します。タイプはリッチテキストとします。
url：ツイートの URL を保存します。タイプは URL とします。
id：ツイートの ID を保存します。タイプは Number とします。
username：ユーザー名を保存します。タイプはリッチテキストとします。
type：ツイートのタイプ（"ツイート"または"like"）を保存します。タイプは Select とします。

Google Cloud Functions へのデプロイ

このリポジトリでは GitHub Actions を使用して Google Cloud Functions へのデプロイを自動化しています。具体的な設定は.github/workflows/deploy.ymlを参照してください。

デプロイを実施するには以下の準備が必要です。

Google Cloud のアカウントとプロジェクトが必要です。これは Google Cloud Functions へのデプロイに使用されます。
適切な権限を持つサービスアカウントが必要です。このサービスアカウントの認証情報（GCP_WORKLOAD_IDENTITY_PROVIDER、GCP_SERVICE_ACCOUNT）を GitHub Secrets に設定する必要があります。
- 参考：GitHub Actions から Google Cloud Functions にデプロイ | blog.shgnkn.io
Notion API と IFTTT の Webhook からのリクエストの認証に使用されるNOTION_API_KEYとACCESS_TOKENも GitHub Secrets に設定する必要があります。

初回デプロイ後は Google Cloud Functions 側で認証がかかっています。認証を外すには以下を参考に設定してください。

Firebase functions で 403 error "Your client does not have permission to get URL /** from this server" となった場合の解決策 - Qiita

この認証を外したとしても、 ACCESS_TOKEN を知らない場合は API を叩けないので問題ありません。

IFTTT の設定

前提として、Twitter と連携するため、Pro 以上の IFTTT アカウントが必要です（有料）。

IFTTT で Webhook を設定するには、新しいアプレットを作成し、そのトリガーとして Webhook を選択します。その後、トリガーが発生した際に送信される Webhook の URL を、Google Cloud Functions の URL に設定します。この URL は、Google Cloud Functions をデプロイした後に得られます。
また、Additional Headers に ACCESS_TOKEN を設定します。これは GitHub Secrets にした ACCESS_TOKEN です。

詳細な設定内容は以下のキャプチャを参照してください。

これで設定は完了です。
IFTTT で指定したアカウントでツイートすると、その内容が Notion Database に追加されます。

開発方法

ビルド

yarn build

ローカル実行

環境変数にNOTION_API_KEYとACCESS_TOKENを設定して、下記コマンドを実行します。

yarn dev

Web サーバーが立ち上がります。curl コマンドなどを使用して動作確認できます。

curl -i -X POST \
   -H "Authorization:Bearer <ACCESS_TOKEN>" \
   -H "Content-Type:application/json" \
   -d \
'{
  "text": "ツイートの本文です。",
  "userName": "shun91",
  "linkToTweet": "https://twitter.com/shun91/status/1660249002590478332",
  "createdAt": " May 21, 2023 at 08:39PM",
  "type": "tweet"
}' \
 'http://localhost:8080/iftttToNotion'

ユニットテスト

yarn test

scripts

過去のツイートなどを一括で Notion に保存するためのスクリプトです。
詳細はこちらを確認してください。

shun91/ifttt-to-notion