書籍 「ゲームプログラマーになる前に覚えておきたい技術」 に含まれる各プロジェクトは
VisualStudio 2005, 2008 を想定したもので、それ以降のバージョンには暫定的に対応したものが配布されている状態です。
本プロジェクトは、各プロジェクトの VisualStudio のバージョン依存を排除することを目的としています。
CMake という外部のツールを利用することによりこれを実現します。
また、 DirectX SDK 2010 June バージョンへの依存も廃止し、現代にあった環境でビルドできるようにしています。
Windows10 の下で、以下の開発環境で動作確認しています。
- Visual Studio Professional/Community 2017
- Visual Studio Professional 2015
- Visual Studio Professional 2012
VisualStudio 2013 はこちらの環境の問題により未確認です。いずれ確認します。
外部ツールとして CMake を必要とします。以下の場所からダウンロードしてインストールしてください。
"Download Latest Version " から Windows 環境の cmake-3.8.2-win64-x64.msi というようなファイル名のものをダウンロードして、インストールを行ってください。
インストール時には、環境変数にパスが設定されるように行ってください。
このような追加をしたくない場合には、実行時に適切にパスの設定などを行ってください。
続いて「ゲームプログラマーになる前に覚えておきたい技術」の中で言われている、環境変数 "GAME_LIB_DIR" の設定です。
本リポジトリをクローンした場所がこの GAME_LIB_DIR となります。
以下の手順でライブラリおよびサンプルのビルドを行います。
- ライブラリのビルド
- src/GameLibs の場所でコマンドラインを開きます。
- build ディレクトリを作成し、そこへカレントを変更します。
- "cmake .." を実行して、プロジェクトが作成されるのを待ちます。
- build/BuildGameLibs.sln というファイルが出来ているので、これをダブルクリックしてビルドを行います。
- サンプルのビルド
- src の場所でコマンドラインを開きます。
- build ディレクトリを作成し、そこへカレントを変更します。
- "cmake .." を実行して、プロジェクトが作成されるのを待ちます。
- build/SectionAll.sln というファイルが出来ているので、これをダブルクリックしてビルドを行います。
これらの手順でインストールされている最新の Visual Studio でのソリューション・プロジェクトファイルが生成されます。
バージョンを指定したい場合には、 cmake のオプション引数で明示的に設定してください。
また上記手順がよくわからず、詳しい説明がほしい場合には、以下のページを参照ください。
http://blog.techlab-xe.net/game-programmer-book-new-build
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