プログラム開発環境や、その他重要な情報
当方が推奨するプログラムを開発するための各種環境について纏めます。
総合開発環境
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VSCODE
Microsoft製のソースコードエディタです。とても使いやすいので、導入必須です。
参考:https://qiita.com/zhikto/items/b255cc9c00fd42862d5e -
VSCODEショートカット 前の場所に戻る: Alt +← (macOS: ⌃-) 戻るの逆:Alt +→ (macOS: ⌃⇧-)
オススメPythonライブラリ
Pythonは優秀なライブラリが多いことでも有名です。下記のライブラリは案件でもよく使われるものなので ぜひ慣れておくとよいでしょう。
- selenium
ブラウザを自動操作するスクレイピングには必須のライブラリです。 - requests
ブラウザを自動操作しないスクレピングには必須のライブラリです。 APIの実行にも使用できます。 - pandas
大量のデータを扱うのが得意なライブラリです。データの入出力から、フィルタリング、検索など 様々な機能があります。 - eel
デスクトップアプリをhtmlベースで簡単に作成できるライブラリです。 - pyinstaller
作成したソースコードをpythonなしで実行できるようにするためのライブラリです。 - pytest
テストを効率的に実行できるようにするためのライブラリです。 - dotenv
環境変数をソースコードに記述せずに、.envというファイルにまとめて記述して呼び出せるようにするためのライブラリです。
インストールは、python-dotenv と指定する必要があります。 - logging
ログ出力を簡単にできるようにするためのライブラリです。 以下GITHUBにこのライブラリを簡単に使用できるようにしたものをUPしているので
ご活用ください。
https://github.com/marutoraman/logger
VSCODEの拡張機能
VSOCDEには便利な拡張機能が多数備わっています。必要に応じてインストールして開発効率を向上させましょう。
- Python Extended
入力した文字から予測して補完してくれる素晴らしい拡張機能。開発効率が段違いなので、是非いれましょう。 - Pylance
ソースコードが文法的に正しいかリアルタイムでチェックしてくれます。
https://qiita.com/simonritchie/items/33ca57cdb5cb2a12ae16 - Rainbow CSV
CSVをキレイに色付して表示してくれる機能。 - Markdown(標準搭載)
GithubなどのREMADMEを記述する場合などにMarkdownは役立ちます。 Ctrl + K Vキー押下で、ビュワーが起動できます。 - Bracket Pair Colorizer 2
{}や()などのペアが分かりやすいように色分けしてくれる便利機能。 - Code Spell Checker
英語が苦手な方は必須機能。
英文の間違いを指摘してくれるスペルチェッカー。
ソースコードの保管・バージョン管理(Git)
プログラムのバージョン管理が簡単に行えるツールです。当方のカリキュラムではGithubにソースコードを保管します。
以下に簡単なGitの使い方をまとめてありますので参考にしていただければと思います。
https://github.com/marutoraman/git-study/blob/main/README.md
Python仮想環境
案件でプログラムを作成する場合は、案件毎に仮想的な開発環境を構築することが望ましいです。
こうすることで、プロジェクト間の無用な干渉を気にする必要がなくなります。
仮想環境は、以下のコマンドで作成できます。
2回目のvenvの部分は作成する仮想環境のフォルダ名なので、何でも良いのですが
慣例的にvenvとすることが多いです
python -m venv venv
※macOSの場合は以下
python3 -m venv venv
作成したvenvフォルダ内のvenv/Scripts/python.exeをpythonのインタープリタに設定し
ターミナルを起動してください。
コマンドの初めに(venv)と表示されていたら、仮想環境が有効になっているので
その状態でpipでモジュールをインストールやpython実行を行ってください。
説明動画(音無し):https://i.gyazo.com/073fe373278d20464e907f8f0a085608.mp4
型を明示的に指定する
pythonは型を指定できないと思われがちですが、最近のpythonは型指定が可能です。 a:str といった形で指定できます。 型指定することにより、誤った型を指定することによるエラーが出にくくなります。 最初は少し面倒ですが、関数の引数や戻り値には、型を指定しておいた方が安全なプログラムが書けます。
テスト
プログラムを書く上でテストはとても重要です。
テストを蔑ろにすると、品質が悪くなり、後から修正が多発するので
結果的に多くの時間がかかることになります。
当方は、1つのpyファイルに対して、1つのtest用のpyファイルを作成してテストすることを推奨しています。
以下の動画で詳しく解説しています。
https://youtu.be/68YLZ_o08B8
サーバー環境
ローカルPCだけでなく、サーバーで実行したいという要件は、よくあります。 GCP、Azure、Firebase、herokuなどの様々な環境がありますが 将来性や拡張性を考えて当方はAWSを推奨しております。
最初はかなり難しいと感じるかもしれませんが、一度覚えれば、似たようなことの繰り返しなので
ぜひ覚えて欲しいところです。
DBクライアント
Djangoの開発を行う場合は、必然的にDBとの連携が必要になります。
Djangoの管理画面からもDBの内容は参照可能ですが
使い勝手が悪い他、エンジニアとしてはDBの中身を見て判断できることが望ましいため
DBクライアントのインストールを推奨しています。
様々はDBクライアントがありますが、当方は、以下のツールを使用しています。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/heidisql/
タスク管理
Trelloというカード方式のタスク管理ツールが案件でも良く使われています。
https://trello.com/
クラウドメモ管理
Stockというメモアプリがシンプルで使いやすいです。
クラウドに保存されるので、どこからでも参照できますし、PCに万が一のことがあっても安心です。
https://www.stock-app.jp/
リモート操作ソフト
案件では、提供したプログラムが想定道理動作しない等の場合に
リモートで対応するのが早い場合も多いです。
TeamViewerというツールが有名なので、インストールしておくと良いでしょう。
お客側にも同じくツールをインストールしてもらい、ID/PASSを共有してもらうことで
リモート可能なります。ファイルの転送も可能です。
画面キャプチャ、動画を共有したい場合
Gyazoというツールが非常に優秀です。キャプチャした画像、動画が自動的にクラウドにアップされるので
そのURLを共有するだけで、情報の共有が可能です。
https://gyazo.com/
定期的にバックアップを取る
当方も経験がありますが、PCストレージがクラッシュして、データにアクセスできなくなる時があります。 githubにアップしているソースコードは救えますが、それ以外の資産は全て失われるという一大事です。 そういった事態に対応するために、外付けHDDに定期的にバックアップを取得する事をお勧めします。
Windowsであればosに標準でバックアップツールが組み込まれているので、容易に定期的なバックアップを行うことができます。
デュアルディスプレイで開発効率爆上げ
ディスプレイは1つよりも2つの方が開発効率が段違いに上がります。 1画面は情報調査用で、もう1画面は開発環境用といった様に使い分ける事が可能です。 当方は、3つのディスプレイを使用して、チャット用画面、調査用画面、開発用画面といった形で使い分けています。
ノートPCはあまり開発効率が上がらないので、オススメはできません。