EndZone34

ミニマルな34キーのキーボードです。
LEDとOLED、MXソケットに対応しています。

組み立て方

ビルドログ

1. 部品の確認

キットに同梱されているもの

項目 個数 備考
PCB 1
トッププレート 1
ボトムプレート 1
側面プレート 2 左右有り。キースイッチをMXソケットで取り付ける場合は不要
ProMicroプレート 1
ProMicro側面プレート 2
M2ネジ 10mm 18
M2ナット 18
ダイオード 34
リセットスイッチ 1
ゴム足シール 8

ご自身で用意されるもの

項目 個数 備考
キースイッチ 34 Cherry MX互換
キーキャップ 34
Pro Micro 1 必要な場合はコンスルーもご用意ください

MXソケットを利用する際に必要な部品

PCBがMXソケットに対応しているため、スペーサーとネジを別途ご用意頂き、キースイッチの付け替えが可能になります。 (MXソケットを使用する場合は側面プレートを取り付けることはできません。)

項目 個数 備考
MXソケット 34
両雌ネジスペーサー 7mm 8
M2ネジ 4mm 16

2. ダイオードのはんだ付け

① PCBの裏表の確認

こちらが表面

こちらは裏面

はんだ付けは裏面に行います

① マスキングテープで表面にはんだが漏れないようにする

(テープを見えやすくするために黒色のPCBで説明します)

当キットではトッププレートとPCBを密着させる方式なので、表面にはんだが漏れて凹凸ができないように、マスキングテープなどで穴を塞ぎましょう。

② ダイオードをはんだづけする

IMG_7067.1.mov

PCBのダイオードのはんだづけ箇所の片方にはんだを乗せておき(予備はんだ)、ピンセットでダイオードを持ちながら予備はんだを溶かしながらダイオードをはんだづけします。
片方のはんだづけが終わったら、動画と同じく反対側をはんだづけしましょう。

全部で34箇所あります。

3-a. キースイッチのはんだ付け

キースイッチをはんだ付けする場合は、以下の手順になります。

① トッププレートを取り出す

アクリル製のトッププレートを取り出します。

ネジ穴部分にアクリル栓が詰まっている場合は、ピンセットやネジで押し出すと取り出すことができます。
全てのネジ穴が空いていることを確認しましょう。

トッププレートの台紙を剥がします。
剥がしづらい場合は、台紙を少し濡らすと剥がれやすくなります。

下記の画像のように両面を剥がします。

② トッププレートを仮止め

当キーボードキットは、PCBとトッププレートを密着させる必要があるため、キースイッチのはんだ付けの際にトッププレートがぐらつかないようにすると作業が楽になります。
同梱しているネジとナットを使って、PCBの表側にトッププレートを固定しましょう。

あくまで仮止めですので、全ての箇所を固定しなくても問題ありません。 下記の画像は目安です。
固定できたらPCBとトッププレートに隙間が無いことを確認してください。

③ キースイッチをはんだ付けする

PCBとトッププレートを固定できたら、キースイッチのはんだ付けを行います。
キースイッチがズレないように、マスキングテープなどで固定すると作業が楽になります。

各キースイッチ、2箇所をはんだ付けします。
取付箇所毎にキースイッチの向きが異なります。

34個のキースイッチをはんだ付けできたら、高さがズレているものがないかを確認します。
加えて、再びPCBとトッププレートの間に隙間が無いことを確認します。

3-b. MXソケットでキースイッチを取り付ける場合

キースイッチをMXソケットではんだ付けする際は、以下の方法になります。 なお、この場合は側面プレートではなく、スペーサーでトッププレートとボトムプレートを固定することとなります。

① PCBにMXソケットをはんだ付けする

② トッププレートを取り出す

「3-a. ① トッププレートを取り出す」と同様にトッププレートを取りだします。

③ トッププレートにキースイッチを取り付ける

PCBとトッププレートの仮止めとして、キースイッチを数個取り付けます。

以下は一例になります。

キースイッチをいくつか取り付けた後に、PCBにはんだ付けしたMXソケットにトッププレートに仮止めしたキースイッチを取り付けます。

トッププレートがたわまないように気をつけながら、全てのMXソケットにキースイッチを付けていきます。

④ トッププレートにスペーサーを取り付ける

以下の赤丸の箇所にスペーサーを取り付けます。
トッププレートとスペーサーをネジで固定します。

下記の写真のように、トッププレートからネジで固定されたスペーサーがPCBを貫通してPCBの裏側に出ていると正しく取り付けられています。

4. リセットスイッチのはんだ付け

※リセットスイッチのはんだ付けは必須ではありません。組み立て後も、ピンセット等を用いて底面からリセット操作が可能です。

① PCBの裏面からリセットスイッチを差し込む

② PCBの表面からはんだづけをする

③ はんだ付けした部分を可能な限り平らにする

Pro Microとぶつかってしまう可能性があるので、ニッパーなどで平らにします。

④ 絶縁テープなどではんだ付け部分を覆う

5. Pro Microの取り付け

Pro Microをご用意いただきます。
PCBはコンスルーとはんだ付けの両対応をしています。

Pro Microのチップなどが載っていない方を表側にし、PCBの表側に指します。

一度ここで、ProMicroをPCなどに繋ぎ、ファームウェアを焼いて動作確認をすると問題があった際に、対処が容易です。

ファームウェアはこちら

6. Pro Microプレートの取り付け

まずはPro Microの側面プレートを取り付けます。
側面プレートは二種類あるので、お好みで選んでください。

台紙を剥がして、側面プレートを2枚トッププレートに載せます。

次にPro Microプレートを取り付けます。

台紙を剥がして、側面プレートの上に載せます。

ネジとナットで固定します。

裏面は下記の写真のようにナットで抑えます。

MXソケットを利用する場合は、ナットの代わりにスペーサーを用いると良いです。

6. LEDの取り付け

LEDの取り付けは必須ではありません。一度組み立てた後で取り付けることでも可能です。
LEDはWS2812Bを使用します。下記の画像の順番で取り付けます。

取り付ける際に、PCBのプリント(角の塗りつぶし)とLEDの角の向きが合うようにします。

まずは予備ハンダをします。利き腕側で手前の側の部分からはんだ付けをすると楽にできます。

一つのLEDの4箇所をはんだづけします。

一つはんだ付けができたら、LEDが光るかを確認しましょう。
USBでPCにキーボードを接続した後、RGB_TOGキーを押して、LEDが光るかを確認します。

全部で9つのLEDを取り付けられることができます。

7. ケースの組み立て

※ MXソケットでキースイッチを固定する場合は、側面プレートを取り付けることができません。

側面プレートを取りだします。側面プレートは左右で分かれています。

ボトムプレートも取りだします。

台紙を取り外して、側面プレートとボトムプレートをネジとナットで取り付けます。

側面プレートとボトムプレートを取り付けた後は、ゴム足をケースに貼ります。

MXソケットでキースイッチを取り付けた場合

以下の赤丸の箇所をネジ止めします。

8. ファームウェア

VIA用のファームウェアはこちら

  • Remapへ登録済みですので、上記のVIA対応したファームウェアをPro Microに書き込むことでブラウザからキーマップの変更が可能です。
  • (2021/09/01) OLEDの表示とレイヤー数を8にしたファームウェアを追加しました。

9. OLEDが点灯しない場合

ファームウェアの容量の関係でVIAのファームウェアにOLEDが入っていないことがあります。
疎通を確認するために、デフォルトのファームウェアで一度OLEDの確認をお願いします。

10. 自慢する

完成しましたら、ぜひSNSなどに写真を投稿頂ければと思います。
Twitterのハッシュタグは#EndZone34を付けていただけば幸いです。
キットを組み立てた感想や、キーボードを使った所感などをお待ちしております!

また、毎週日曜日の19時より実施されている#KEEP_PDに投稿頂くこともオススメです。
開催の告知は@KEEB_PDにて行われております。

ご不明な点などございましたら、@takashicompanyにメンションやDM頂ければと思います!