キットに含まれていないものはご自身でご用意ください。
部品 | 個数 | 備考 |
---|---|---|
PCB | 1 | |
スイッチプレート | 1 | |
ボトムプレート | 1 | |
ダイオード(リードタイプ) | 44 | PCBはSMDタイプのダイオードにも対応しております。 |
タクタイルスイッチ | 1 | |
滑り止めシール | 8 | |
小型アナログジョイスティック | 1 | |
OLEDモジュール | 1 | |
スペーサー(M2 9mm) | 6 | |
ネジ(M2 5mm) | 12 |
部品 | 個数 | 備考 |
---|---|---|
キースイッチ用ソケット(MX用) | 44 | |
Cherry MX互換キースイッチ | 44 | |
キーキャップ | 44 | 全て1uサイズ |
Pro Micro | 1 | 動作確認済みのものはこちら |
部品 | 個数 | 備考 |
---|---|---|
コンスルー | 2 | Pro Microにハンダ付けを行うことでPCBとのハンダ付けが不要になります。Pro Microが壊れた際などに交換が容易になりますので、可能な限り取り付けをオススメします。 |
ダイオードは基板の▷|
マークの縦線とダイオードの**の黒線が同じ方向になるようにPCBの裏面に配置します。
写真を例に上げると縦線と黒線が右側に来るように並べています。
ダイオードがPCBの穴に入るようにダイオードの足を折り曲げます。
PCBを表にして、ダイオードの足が出ていることを確認します。
全部で44箇所にダイオードを取り付けたら完了です。
尚、当PCBはSMD型のダイオードの取り付けにも対応しております。
キースイッチを取り付けるためのソケットをハンダ付けします。
ソケットはPCBの裏面に配置します。
ソケットのハンダ付け位置の片側に溶かしたハンダを載せておきます。(予備ハンダといいます。)
ピンセットなどでソケットを持ちながら予備ハンダを溶かしてソケットの片側とPCBをハンダ付けします。
全部で44箇所にソケットをハンダ付けしたら完了です。
キーボードの頭脳部分であるPro Microを取り付けます。
PCBの裏面奥側にPro Microの回路部分が内側になるように配置し、ピンソケットやコンスルーでハンダ付けをします。
やり直しのしやすさや故障した時の修理のしやすさの観点からコンスルーの利用を強く推奨します。
こちらの説明を参考にコンスルーをPro Microに挿します。
Pro Microが付いたコンスルーをPCBに挿します。
この時USBの取り付け口が外側に向くようにします。
ファームウェアを書き込む際に利用するリセットスイッチを取り付けます。
取り付け位置はPCBの裏面の奥側にある「RESET」と書かれた箇所になります。
PCBの表面からリセットスイッチの足が出ていることを確認します。
キーボードの情報を表示するOLEDディスプレイを取り付けます。
尚、既にPCBに取り付けられている場合はこの項は省略してください。
⚠ 従来の自作キーボードのOLEDの取り付け方法とは若干異なります。
PCB表面にOLEDを重ねた状態で基板の裏側からPCBとOLEDにピンソケットを通します。
PCBの表面はこのようにピンソケットが少しだけ出ているようになります。
PCBの裏面はピンソケットのゴム部分からピンソケットの端子が出ているようになります。
外れやすいのでマスキングテープなどで固定すると作業がスムーズに進められます。
表面からピンソケットとOLEDをハンダ付けします。
OLEDがズレないようにマスキングテープなどで固定すると出来上がりがキレイになります。
ピンソケットのゴム部分を取り外して端子のみの状態にします。
ニッパーなどでゴム部分を細かくして、ペンチなどで抜くのがやりやすいかと思います。
基板や端子を傷つけないように注意すると良いかと思います。
端子が抜けてしまった場合はOLEDとのハンダ付けを再度やり直してください。
PCBの裏側からrジョイスティックの足が出ていることを確認して、PCBとハンダ付けします。
Remapからファームウェアを書き込むことができます。
ソースコードはこちらです。
当ファームウェアは、ジョイスティックを一定時間内に一定の距離を移動させるとマウスレイヤーが有効になります。 デフォルトではマウスレイヤーは9番目(index:8)に設定されております。 マウスレイヤーの詳細は以下の記事を御覧ください。
トラックボール付き自作キーボードをさらに使いやすくするファームウェア
Remap上でキーマップの変更が可能です。
以下は、ErgoManeuver独自のキーです。Remapキーマップを設定する際に利用します。
Keycode | enumでの定義 | 名称 | 機能 |
---|---|---|---|
User 0 | KC_MY_BTN1 | 左クリック | 押下すると左クリックになります。 |
User 1 | KC_MY_BTN2 | 右クリック | 押下すると右クリックになります。 |
User 2 | KC_MY_BTN3 | 第3クリック | 押下すると第3クリックになります。挙動はOS等に準拠します。 |
User 3 | KC_MY_SCR | スクロールクリック | 押している間にジョイスティックを動かすとスクロール入力になります。 |
User 4 | KC_TO_CLICKABLE_INC | マウスレイヤー設定減 | マウスレイヤーが有効になるまでのポインター移動距離を増加させます。最大値は256です。 |
User 5 | KC_TO_CLICKABLE_DEC | マウスレイヤー設定増 | マウスレイヤーが有効になるまでのポインター移動距離を減少させます。最低値は5です。 |
User 6 | KC_SCROLL_DIR_V | 垂直スクロール反転 | スクロールクリック中の垂直スクロールの方向を反転させます。 |
User 7 | KC_SCROLL_DIR_H | 水平スクロール反転 | |
User 8 | KC_OLED | OLED表示切り替え | OLEDの表示を情報/ロゴに切り替えます。 |
User 9 | KC_JS_INC | トラックポインタ速度減 | ジョイスティックによるポインターの移動量を遅くします。 |
User 10 | KC_JS_DEC | トラックポインタ速度増 | ジョイスティックによるポインターのの移動量を早くします。 |
OLEDディスプレイで設定情報を確認できます。
情報 | 説明 |
---|---|
Layer: | 現在有効になっているレイヤー |
T: | キーボードが接続されている時間 |
Press: | キーボードのキーを押下した回数 |
MV: | マウスレイヤーが有効になるまでのポインターの移動量 |
H: | 水平スクロール方向の反転の有無。O なら有効、- なら無効。 |
V: | 垂直スクロール方向の反転の有無。O なら有効、- なら無効。 |
Joy Stick: | ジョイスティックの入力に対する除数。数値が高いほど遅くなる。負数(マイナス値)になると方向が反転する。 |
スイッチプレートとPCBを重ねた状態でキースイッチをPCBの表面からソケットに挿します。
一つずつ取り付けていくと、作業がスムーズに進みます。
ネジとスペーサーを用いて、ボトムプレートとスイッチプレートを固定します。
PCBの裏側からネジにスペーサーを取り付けます。
全部で6箇所です。
ボトムプレートを載せてスペーサーとネジで固定したら完了です。
ゴム足シールをボトムプレートに貼ります。
キースイッチにキーキャップを取り付けます。
こちらの工程は必須ではありません。
PCBの外周と縁をスイッチプレートの表面と同じ色に塗りますと一体感が増します。
完成後でも行える作業ですので、お好みで実施してください。
完成しましたら、ぜひSNSなどに写真を投稿頂ければと思います。
Twitterのハッシュタグは #ErgoManeuver #自作キーボード
を付けていただけると幸いです。
キットを組み立てた感想や、キーボードを使った所感などをお待ちしております!
また、毎週日曜日の19時より実施されている#KEEP_PDに投稿頂くこともオススメです。
開催の告知は@KEEB_PDにて行われております。
ご不明な点などございましたら、@takashicompanyにメンションやDM頂ければ回答できるかと思います。