/LbTyping

写経型学習のためのWebアプリケーション

Primary LanguageHTML

Learning by Typing (LbTyping)

「写経型学習(写経型プログラミング)」のためのWebアプリケーションです。

動かすには

git clone https://github.com/takehiko/LbTyping.git
cd LbTyping/server
docker-compose build
docker-compose up -d

ブラウザで、http://ホスト名(またはlocalhost):21337/top.htmlにアクセスしてください。

使い方など

トップページでは、学籍番号として適当な数字を打ち込んでから、「設定する」のボタンを押してください。問題選択画面に移動できるようになります。そこで1問を選ぶと、タイピング画面になります。

タイプすべき数行のプログラムコードが、薄く表示されます。順に正しくタイプすると、色が変わっていきます。またミスタイプは赤字で表示され、バックスペースキーを押して削除しないといけません。すべて打ち込むと、タイプ時間と誤タイプ数が表示されます。また、何ミリ秒でどのキーを押したかを文字ごとに記録し、データベースに格納します。

Scene 1: start

Scene 2: missed

Scene 3: corrected

Scene 4: completed

プログラムコードは、あらかじめ登録されています。和歌山大学システム工学部の1年生向け授業で学生にタイピングしてもらった、C言語で書かれた34個のプログラムです。将来的には、プログラムファイルから簡単に登録するための仕組みを取り入れます。

実行にあたってはDocker Composeを使用します。クライアントとサーバの計算機が異なっていても(その場合にはサーバにのみDocker Composeが必要となり、クライアントはブラウザのみでかまいません)、同じ(スタンドアロン)でも、動作します。docker-compose.ymlを編集すれば、終了しても、データベースに格納されたデータ(実施日時や結果など)を保持することができます。

謝辞ほか

本システムの開発は、JSPS科研費19K12267の助成を受けたものです。

開発(プログラムコードおよび解説の作成も)にあたっては、和歌山大学システム工学部 村川研究室学生の協力を得ました。以下にて成果を発表しています。

  • 小髙真太郎, 窪田雅崇, 村川猛彦: 写経型学習に基づくC言語学習支援システムの開発, 2020年電子情報通信学会総合大会, 情報・システム講演論文集1, p.121 (2020).
  • 小髙真太郎, 村川猛彦: 写経型プログラミングに基づく学習支援システムの構築, 2021年電子情報通信学会総合大会, 情報・システム講演論文集1, p.92 (2021).
  • 村川猛彦: タイピングによるプログラミング学習のためのソースコード提示に関する一検討, 情報知識学会誌, Vol.31, No.2, pp.244-251 (2021). https://doi.org/10.2964/jsik_2021_033
  • 村川猛彦, 石村隆博, 田中和季, 山下優真: タイピングによるプログラミング学習の機能追加および授業実践, 情報処理学会第84回全国大会, 2H-04, 第4分冊, pp.521-522 (2022).
  • 村川猛彦, 堀口雄紀: タイピングによるプログラミング学習の利用を促す試み, 2022年電子情報通信学会総合大会, D-15-7 (2022).
  • 村川猛彦, 田中和季: タイピングによるプログラミング学習のコンテンツ追加および授業実践, 情報処理学会第85回全国大会, 1H-02, 第4分冊, pp.405-406 (2023).