Azure データ ソリューションの実装 DP-200

このコースの最初と最後のラボは、受講者が受講するラボのコンテキストを提供するためのディスカッションを含むグループ演習です。最後のラボでは、受講者が何を達成し、何を克服してラボでのケース スタディから要件を満たしてきたかを考える機会を提供します。残りの課題では、AdventureWorks のビジネス要件を満たす Azure データ プラットフォーム機能の実装に取り組みます。

各モジュールの課題の目的を以下に概説します。

ラボ 1 - データ エンジニアのための Azure

受講者は、レッスンとケース スタディで得られた情報を利用し、AdventureWorks 内のデジタル トランスフォーメーション プロジェクトの成果物を作成します。まず、データの使用の進化がどのようにして組織に新たな機会をもたらしたのか特定します。また、ビジネス ニーズに対応するためにどの Azure Data Platform サービスを使用できるのか探り、データ エンジニアが実行するタスクを定義します。最後に、AdventureWorks のデータ エンジニアリング成果物を完成させます。

ラボ 2 - データ ストレージの操作

このラボでは、特定のビジネス要件と技術要件に対して実装する適切なストレージのタイプを判断できるようになります。Azure ストレージ アカウントと Data Lake Storage アカウントを作成し、Data Lake Storage バージョン 1 とバージョン 2 の違いを説明できるようになります。また、選択したデータ ストレージへのデータの読み込みを実行する方法をデモンストレーションすることもできます。

ラボ 3 - Azure Databricks でのチーム ベースのデータ サイエンスの有効化

この課題が終了するまで、学生は、Azure Databricks を使用してデータ サイエンス プロジェクトに役立てることができる理由を説明できるようになります。受講者は、Azure Databricks のインスタンスを提供し、Data Lake Store Gen II ストアから簡単なデータ準備タスクを実行するために使用するワークスペースを作成します。最後に、Azure Databricks を使用して変換を実行するチュートリアルを実行します。

ラボ 4 - Cosmos DB でのグローバル分散データベースの構築

受講者は、Azure Cosmos DB が組織にもたらす機能について説明し、デモンストレーションすることができるようになります。Cosmos DB インスタンスを作成し、ポータルと .Net アプリケーションを介してデータをアップロードおよびクエリする方法を示します。その後、Cosmos DB データベースのグローバル スケールを有効にする方法を示すことができるようになります。

ラボ 5 - クラウドでのリレーショナル データ ストアの操作

学生は、Azure SQL Database と Azure Synapse Analytics をプロビジョニングし、作成されたインスタンスの 1 つに対してクエリを発行できます。また、Azure Synapse Analytics をその他複数のデータ プラットフォーム テクノロジと統合し、PolyBase を使用して 1 つのデータ ソースから Data Warehouse にデータを読み込むこともできるようになります。

ラボ 6 - Stream Analytics でのリアルタイム分析の実行

受講者は、データ ストリームとは何かと共に、イベントの処理方法を説明したり、AdventureWorks ケース スタディに適したデータ ストリーム インジェスト技術を選択したりできるようになります。選択したインジェスト テクノロジをプロビジョニングし、これを Stream Analytics と統合して、ストリーミング データで動作するソリューションを作成します。

ラボ 7 - Azure Data Factory でのデータ移動のオーケストレーション

このモジュールで学生は、Azure Data Factory を使用して、さまざまなデータ プラットフォーム テクノロジからのデータ移動を調整する方法について習得します。受講者は、テクノロジの機能を説明し、SQL Database からデータを取り込み、データを SQL Data Warehouse に読み込むエンド ツー エンドのデータ パイプラインをセットアップできるようになります。また、学生はコンピューティング リソースの呼び出し方法をデモンストレーションすることもできるようになります。

ラボ 8 - Azure データ プラットフォームの保護

学生は、綿密な防御を提供するためにとることができるさまざまなセキュリティのアプローチを説明し、文書化することができるようになります。これには、本コースでこれまでに設定されたセキュリティの文書化が含まれます。また、AdventureWorks 内に存在する可能性のあるセキュリティのギャップの識別方法も学びます。

ラボ 9 - データ ストレージとデータ処理の監視とトラブルシューティング

受講者は、データ エステートで発生しうる問題を監視するのに役立つ広範な監視ソリューションを定義できるようになります。その後、クラウド データ ソリューションで発生しうる一般的なデータ ストレージの問題とデータ処理の問題が発生します。最後に、受講者はデータ プラットフォーム テクノロジーのディザスター リカバリー アプローチを実装します。