名古屋市は機械翻訳等のテクノロジーを活用した行政文書翻訳を行っています。また、各種テクノロジーの効果的な活用に向けて、名古屋市はこれまで翻訳資源(対訳文書集、対訳文集、対訳用語集)の構築を進めてきました。本リポジトリでは、名古屋市から提供していただいた翻訳資源を、全国の自治体が柔軟に使える形で整備し、公開します。
ファイル「自治体対訳用語集.xlsx」には、「名古屋市組織名」「名古屋市職名」「名古屋市パンフレット」「名古屋市ガイドブック」「名古屋市国際交流」「複合分野」の6つのシートが含まれています。「複合分野」のシートは、以下の研究で構築した日英対訳用語集をベースに、対応言語を拡張したものです。
- Rei Miyata, Kyo Kageura. (2018). Building Controlled Bilingual Terminologies for the Municipal Domain and Evaluating Them Using a Coverage Estimation Approach. Terminology, Vol. 24, No. 2, pp. 149–180.
- 公開者および名古屋市は、本翻訳資源の内容もしくは利用に関わるいかなる損害の責任を負いません。
- 翻訳資源の情報源となる行政文書は作成当時の法令に準拠したものであり、現在の法令に準拠しているとは限りません。あくまで執筆・翻訳した当時の情報であることご留意ください。また、法的に不完全な記述や誤植が含まれる場合があります。さらに、翻訳資源は、特定の自治体による文書から抽出したものであり、他の自治体の文書にそのまま適合するとは限りません。内容の事実性については、利用の時点で十分に確認してご利用ください。
本翻訳資源は、クリエイティブ・コモンズ 表示4.0 国際 (CC BY 4.0) にしたがってご利用いただけます。
出典情報の記載例を以下に示します。
- 名古屋市, 宮田玲(2023)「名古屋市翻訳資源」https://github.com/tr4lg/nagoya-dataset/
- 本翻訳資源は、名古屋市(国際交流課)から提供を受けました。また、名古屋市から本翻訳資源の公開の許諾を得ています。
- 自治体対訳用語集の「複合分野」シートの元となる日英対訳用語集の構築にあたっては、東京大学の影浦峡教授のアドバイスを受けました。
- 翻訳資源の構築にアドバイザーとして携わった東京大学の宮田(本翻訳資源の公開者)は、JSPS科研費・基盤(S)「翻訳規範とコンピテンスの可操作化を通した翻訳プロセス・モデルと統合環境の構築」(課題番号:19H05660)および基盤(B)「円滑な多言語情報発信を可能にする自治体横断型翻訳資源の構築」(課題番号:23K28378)の支援を受けました。
東京大学大学院教育学研究科
tr4lg-group [アットマーク] g.ecc.u-tokyo.ac.jp