私と一緒に仕事をすることになった人が、どのようなことを考えてマネジメントをしているかを知ることができるよう、私の考えを文書でまとめたものです。
私が考えるマネージャーの仕事はヒト・モノ・カネをにまつわる課題を解決することです。
また決断することがマネージャーの仕事だと考えています。
マネージャーはエンジニアの上位職種ではないと考えています。 メンバーを下から支えるのがマネージャーの役割です。 メンバーがプロダクトを開発するように、プロダクトを開発するための人を教育し、チームビルディングを行うのが私の仕事です。
プレイングマネージャーには否定的な考えを持っています。 マネージャーの空き時間はチーム・プロセスの改善を行うためのゆとりです。 または予期せぬ問題が起こった時の対処用です。 初めから頭数に入れてスケジュールを組むことはマネージメント失格だと考えています。
期間があるプロジェクトではなく、期間がないプロダクトの開発を常に考えています。
また仕事にはチームで取り組むことを重視しています。 どんなにすごい人であっても、1人でできることには限界があると考えているからです。
私から求めない限り、定期的な会議・報告は不要です。 状況を知りたい時は私から確認しに行きます。 報告資料など形式張ったものを用意する必要はありません。 その代わりいつ、何を聞かれても答えられるように仕事の進め方には透明性を持たせてください。
定期的に1on1をやりましょう。 1on1は私への報告の場ではなく、皆さんの相談に乗る場です。
減点よりも加点を評価します。
アウトプットでも、進め方のプロセスでもなく、プロセスの改善を評価します。 昨日よりも良いやり方を日々模索してください。
優先順位の高い、重要な仕事から取り組んでください。 私が皆さんにお願いする仕事は常に見える場所に、優先順位をつけて並べておきます。 優先順位に疑問が生じた時は遠慮なく質問してください。
専門領域はあったほうが良いですが、周辺技術も学んでください。
会議に出た場合、些細なことでも良いので必ず1回は発言してください。
時間は守りましょう。
社内に目を向けてください。 エンジニアは自分たちがいなければ会社はやっていけないと思いがちですが、会社はすべての職種からの貢献で成り立っています。 互いの仕事に敬意を払い、協力を惜しまないでください。
社外に目を向けてください。 チームの一番、組織の一番、社内の一番に安住せず、世の中の先駆者になってください。 世の中の進んだ取り組みに目を向け、キャッチアップを怠らないでください。
この文章は執筆時点のものであり、考えが変わったり、内容が更新されたりすることがあります。