システム起動時のスタートアップアプリケーション設定についてまとめます。
わたしの場合、システムの再インストール時に、自動的に設定を復元する必要があります。その点についても書き添えたいと思います。
$ inxi -S
System:
Host: terms Kernel: 6.5.0-28-generic x86_64 bits: 64 Desktop: GNOME 42.9
Distro: Ubuntu 22.04.4 LTS (Jammy Jellyfish)
基本的に2パターン存在します。
~/.config/autostart/**.desktop
ファイルを作成する方法crontab
により設定する方法
~/.config/autostart/**.desktop
ファイルはデスクトップ設定ファイル
であり、MIMEタイプはapplication/x-desktop
となります。
わたしの場合、このデスクトップ設定ファイルから自作のbashスクリプトを呼び出すようにする場合もあります。この方法の利点は視認性が良く、バックアップからの復元も容易いことにあります。
設定を手助けするGUIアプリケーションとしてgnome-tweaks
やgnome-session-properties
が存在します。
これらで登録する場合、~/.config/autostart/**.desktop
ファイルが作成されます。
また、~/.config/autostart/**.desktop
ファイルは直に作成することもできます。
例えば、gnome-tweaks
からシステムモニターを起動時アプリケーションとして登録すると~/.config/autostart/**.desktop
ファイルは以下のように作られます。
[Desktop Entry]
Name=System Monitor
Comment=View current processes and monitor system state
TryExec=gnome-system-monitor
Exec=gnome-system-monitor
# Translators: Do NOT translate or transliterate this text (this is an icon file name)!
Icon=org.gnome.SystemMonitor
Terminal=false
Type=Application
StartupNotify=true
Categories=GNOME;GTK;System;Monitor;
NotShowIn=KDE;
X-GNOME-Bugzilla-Bugzilla=GNOME
X-GNOME-Bugzilla-Product=system-monitor
X-GNOME-Bugzilla-Component=general
X-GNOME-Bugzilla-Version=42.0
# Translators: Search terms to find this application. Do NOT translate or localize the semicolons! The list MUST also end with a semicolon!
Keywords=Monitor;System;Process;CPU;Memory;Network;History;Usage;Performance;Task;Manager;Activity;
X-Ubuntu-Gettext-Domain=gnome-system-monitor
gnome-tweaks
を使用して.desktop
ファイルを作成した場合、コマンド引数を指定することができません。
コマンド引数を必要とする場合は、作成された.desktop
ファイルを直に編集するか、最初からgnome-session-properties
を使用する必要があります。
バックアップされた~/.config/autostart/
ディレクトリをコピーするだけです。
こちらは少々煩雑なのでわたしは用いません。 ここでは簡単な紹介にとどめます。
crontab -e
@reboot /usr/bin/vlc (コマンドライン引数)
あるいは
@reboot /path/to/vlc.sh
crontab -l crontab_backup.txt
crontab crontab_backup.txt
以上です。ありがとうございました。