The text written in English is here.
「Aoba駒落ち」は、将棋の駒落ちを人間の知識なしでゼロから深層強化学習させるユーザ参加型の将棋人工知能プロジェクトです。
香落、角落、飛落、2枚落、4枚落、6枚落、平手、の7種類を同時に学習します。勝率が5割になるように下手(先手)の強さを自動調節しています。
AIは新定跡を発見、または二枚落ちの二歩突き切り、銀多伝などを再発見できるでしょうか?
集めた棋譜や棋力のグラフ、棋譜のサンプルなどはこちらで公開しています。
AobaZeroとの違いなど。
GPUがあれば、より高速に棋譜を生成できます。
CPUだと10倍から100倍遅くなりますが、将棋をプレイして楽しむことは可能です。
CPUだけのマシンは
aobakomaochi-1.0-w64-cpu-only.zip
GPUがついたマシンは
aobakomaochi-1.0-w64-opencl.zip
をダウンロード、展開して、中のclick_me.batを実行してください。
GPUの種類によっては autousi.cfg の
Device O-1:7:21W
を変更することでより高速で動作する場合があります。autousi.cfg の他のサンプルをご参考下さい。ただWindows版ではプロセス数を36以上に増やすと起動に失敗することがあります。
Linuxの方は
komaochi-1.0.tar.gz
を展開してmakeしてから
./bin/autousi
を実行してください。
CPU版をダウンロードして、click_me.batを実行します。しばらくすると最新のネットワークの重みファイルをダウンロードして「self-play started」が表示されて棋譜の生成を開始します。すかさずCtrl + Cで停止させます。(signal 1 caught)が表示されて、しばらく待つと止まります。
weight_save/の下にw000000000066.txt という162MBほどのファイルが作られます。
(66、の数値は異なります)
aobakomaochi-1.0-w64-cpu-only.zipに同梱されているaobak.batを編集します。最後の1行が以下のようになっています。
bin\aobak -q -i -p 100 -w weight-save\w000000000066.txt
この66の部分を実際にダウンロードしてきたファイル名に合わせて書き直し、保存します。
将棋所にaobak.batをエンジンとして登録します。
"-p 100"の100を増やすと強くなりますが、思考時間が長くなります。
CPU版は100で5秒ほどかかります。GPU版は4000で3秒ほどかかります(GPUの性能に依存します)。
将棋所はusiエンジンを動作させる将棋用のGUIです。こちらで入手できます。
将棋所のページ
http://shogidokoro.starfree.jp/
Aoba駒落ちはShogiGUIでも動作します。「ツール(T)」「オプション(O)」で「棋譜解析、検討モードで指し手をすべて送る」にチェックを入れて下さい。
また2枚落ちを検討する場合、可能ならば2枚落ちの初期局面からの手順を含む棋譜で検討してください。
これはAoba駒落ちは0手目の局面でこの棋譜が、香落ち、角落ち、飛落ち、2枚、4枚、6枚、平手かを判断しているためです。これ以外は平手として扱われます。
チェックがない状態だと現在局面のみ(position sfen ... で move なし)なので、現在の手合い、過去5局面をNNの入力に必要とするAoba駒落ちの本来の実力が出せません。
ShogiGUIのページ http://shogigui.siganus.com/
こちらをご覧ください。
今までに作成した棋譜や重み、棋譜のサンプルなどを公開しています。
http://www.yss-aya.com/komaochi/
usiエンジンであるaobakはGPL v3です。それ以外はpublic domainです。
短めのライセンス
詳しくは aobakomaochi-1.0.tar.gz 内の licenses をご覧ください。