BLE Micro ProはPro Microとの互換性を意識した、nrf52840モジュール搭載のブレークアウトボードです。主に自作キーボードでの使用を想定して設計しています。Pro Microを使用した自作キーボードに取り付けてQMKベースの専用ファームウェアを書き込むことで、USB/BLE5の両方に対応させることができます。
質問等は Self Made Keyboard in Japan の Discord #mon-shin🔰 (トラブルシューティング) または #ble-micro-pro(開発関係の質問)チャンネルまで。 質問の前に過去ログを参照してください
Pro Microとの互換性を意識して設計されていますが、以下の点にご注意ください。
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入出力は3.3Vです。ただし、5・6番ピン(SDA・SCL)のみFETによるレベルシフト回路を実装しています。
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RAWピンの最大電圧は5Vです。
Windows 10, Androidとの接続を確認しています。使用する機器との相性や使用環境によっては接続が不安定になることがあります。
USBコネクタの横にあるBATピンから、あるいはUSBコネクタ、RAWピン、VCCピンから電源供給できます。
- BATピン (1.7V--3.6V)
- RAW, VCC (3V--5V)
- ただし、RAW, VCC >= BAT
コンスルーに対応しているため、はんだ付けせずに基板に取り付けることも可能です。
21番ピンは5Vをダイオードで電圧降下させて4.3Vにしています。これは、WS2812などのシリアルLEDを3.3Vの信号で光らせるためです。 Helixなど24番ピンと21番ピンをショートさせているPCBの場合は、24番ピンのピンヘッダを抜き去ることでLEDが光るようになります。 LEDの電源を24番ピンからしか取っていないキーボードの場合は、はんだ付けをして21番ピンから電源を取るように改造してください。 前述のようにダイオードを挟んでいるので21・24番ピンがショートしていても壊れません。
ブートローダー書き込み済みの場合、BOOTピンをGNDに落としながら起動、あるいはファームウェアから呼び出すことでUSB経由でのファームウェアの書き込みができます。
ブートローダーを使わない場合は裏面に露出したパッドからSWDでファームウェアを書き込みます。