/genbros

Primary LanguagePerlMIT LicenseMIT

genbros

LaTeX:「源暎ブライス」フォントをLaTeXで使う

前提環境

  • フォーマット: LaTeX
  • エンジン:pdfTeX(DVI出力のみ※)・e-pTeX・e-upTeX
    ※pdfTeXのPDF出力では「源暎ブライス」のフォント形式(AJ1グリフの OpenTypeフォント)はサポートされない。
  • DVIウェア(DVI出力時): dvipdfmx
  • 「源暎ブライス」のフォントファイル(GenEiBrice.otf)
    ※以下のサイトからダウンロードできます。
    源暎フォント置き場
    https://okoneya.jp/font/download.html#dl-gebr

インストール

  • *.sty → $TEXMF/tex/latex/genbros/
  • tfm/*.tfm → $TEXMF/fonts/tfm/public/genbros/
  • vf/*.vf → $TEXMF/fonts/vf/public/genbros/
  • 「源暎ブライス」のフォントファイルGenEiBrice.otf$TEXMF/fonts/opentype/以下のどこかに置く。 ※OSにインストールしていて既にTeXから見えている場合は不要。

ライセンス

本パッケージは MIT ライセンスの下で配布される。

genbros パッケージ

パッケージ読込

\usepackage[<オプション>,...]{genbros}

以下のオプションが指定できる。

  • dvipdfmx:DVI出力でdvipdfmxを用いる場合に指定する。
  • \genbrossetupに書く設定(skscale=‹値›など)はオプションに書くこと も可能。

使用法

以下の命令が提供される。

  • \genbrosfamily:「源暎ブライス」に切り替える宣言型フォント命令。
    ※(u)pLaTeXの場合、和文欧文両方のファミリが切り替わる。
  • \genbros{‹テキスト›}:引数のテキストを「源暎ブライス」で出力。
    ※途中で改行されないようにボックスに入れて出力される。(u)pLaTeXの場合 は和欧文間空白が抑止される。
    ※「源暎ブライス」でがサポートする文字種は限られていることに注意。
  • \genbros*{‹テキスト›}:引数のテキストを「源暎ブライス」で出力し、 その際に和文文字を縮小する。 ※(u)pLaTeX以外では\genbrosと同じ。
  • \genbrossetup{‹キー›=‹値›}:パッケージの動作の設定。
    • skscale=‹値›\genbros*での和文の縮小率。既定値は0.5。

更新履歴

  • Version 0.2a ‹2023/02/26›
    • バグ修正。
  • Version 0.2 ‹2021/12/31›
    • 最初の公開版。

Takayuki YATO (aka. "ZR")
https://github.com/zr-tex8r