書籍初版発行時は Ubuntu 14.04 で動きましたが、現在は Ubuntu 20.04 での動作を確認していますので、適当にインストールしてください。
必要スペックは、書籍の中ではコントローラーはメモリー 4GB、コンピュートは8GBくらいを推奨しています。 これは本の演習の中で複数台のVMを起動することを想定しているためです。 最小構成としては、 2 vCPU、メモリー 2〜4GB、HDD 8GB くらいで可能です。 メモリー 2GBだとスワップが発生しますが、動作が遅くなる程度で実用に支障はないでしょう。
仮想マシンを3台使う前提です。
以下のアドレスが割り当てられていることが前提になります。
- コントローラーノードstack01 192.168.100.10
- NIC 2個で同じネットワークに接続されていること。
- 1個にアドレスを割り当てる。
- もう1個はそのままする。br-ex に接続される)
- コンピュートノード#1 stack02 192.168.100.11 (NIC 1個)
- コンピュートノード#2 stack03 192.168.100.12 (NIC 1個)
- コンピュートノードの2台には /dev/vdb として追加ディスクをマウントしていること。
HostOSがLinuxでKVMの環境に上記学習用仮想マシンを構築する場合、スクリプトを用いるのが便利です。
コントローラーノードで実行します。
git clone https://github.com/josug-book1-materials/quick-devstack.git
cd quick-devstack
./stack01/setup.sh
cd ~/devstack
./stack.sh
終わったら再起動しないで次へ進みます。
コンピュートのノードで実行します。 1台目→ 2台目の順に実行します。
git clone https://github.com/josug-book1-materials/quick-devstack.git
cd quick-devstack
./stack02/setup.sh # 2台目のコンピュートノードは ./stack03/setup.sh
cd ~/devstack
./stack.sh
終わったら再起動しないで次へ進みます。
最後に、全体の設定 (devstack後の各種設定) を行います (詳しくはスクリプトを確認してください) コントローラーで以下を実行します。
cd ~/quick-devstack
./stack01/post-stack.sh
準備できたら http://www.amazon.co.jp/dp/4798139785 の演習を実施する。